2020/02/17
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私が経営者になった日
第34回
【はくばく 長澤氏】会社を継ごうと真っ直ぐに生きてきた。(Vol.1)
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- 長澤 重俊氏 株式会社はくばく 代表取締役社長
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社長に任命された日=経営者になった日ではありません。経営者がご自身で「経営者」になったと感じたのは、どんな決断、あるいは経験をした時なのか。何に動かされ、自分が経営者であるという自覚や自信を持ったのでしょうか。
穀物によって人々の健康を実現するために「穀物の感動的価値を創造する」ことにこだわり、大麦・雑穀市場のトップシェアを誇る株式会社はくばく 代表取締役社長 長澤重俊氏に3回にわたってお話をうかがいました。
【vol.1】会社を継ごうと真っ直ぐに生きてきた。
【vol.2】社長として理念と行動の一致を徹底してきた。
【vol.3】長い時間軸で企業価値を存続させるために
●創業家に生まれ、会社を継ごうと考えていた。
祖父が作り、父が2代目という創業家の長男に生まれた長澤氏。かなり小さな頃から、いずれは自分が3代目として会社を継ごうと考えていた。「父は一度も継げとは言いませんでしたが、小学生になる前から思っていました。継ぐことの本当の厳しさは知らなかったですけどね。祖父の影響も大きかったです。堂々として威張るわけじゃないけれど、その雰囲気にみんながついていく。しかも全体がうまくまとまって、みんな幸せそうに暮らしている。そういう仕事、そういう生き方っていいなというふうに思いましたね。」
学校選択や学ぶことの選択、経験したいことに、いずれ自分が会社を継ぐのだという考えは、少なからず影響を及ぼしたという。
「会社を継ごうということに向かって真っすぐに生きてきたシンプルな人生ですよね。ずっと一番いいであろうことを選んできたというか、そういう感じなんですよ。だからあんまり面白味がないです、ホントに。」
と長澤氏は笑った。