TOP イマ、ココ、注目社長! 「ググらせない」――スマホをかざすだけで情報サービスにつながる世界を!

2019/12/25

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第62回

「ググらせない」――スマホをかざすだけで情報サービスにつながる世界を!

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  • 株式会社アクアビットスパイラルズ 代表取締役CEO 萩原 智啓氏

 

例えば――、ピザなどをデリバリーしたい。あるいはタクシーを呼びたい。観光名所や博物館などで見かけた作品について調べたい。そして、買い物時はスマホで決済したい。――こう思ったときに私たちが行っているのは、スマホで「ググる」か、アプリをインストール・起動してサービスを利用することです。

 

しかし、それは、ある状況においてはとても面倒くさい作業であるため、利用すること自体を止めてしまう人も少なくありません。これは利用者にとっても、企業側にとっても大きな損失です。

 

そんな状況を改善すべく、「ググらせず」、そこにスマホをかざすだけで情報やサービスにつながる『スマートプレート』を開発・提供しているのが、株式会社アクアビットスパイラルズ(2009年創業)です。萩原智啓 代表取締役CEOに話をうかがいました。

(聞き手/井上和幸)

アクアビットスパイラルズ社が開発・販売している『スマートプレート』の主な特長は、次の通り。

 

①モノや場所と、オンライン情報をつなぐIoTプラットフォームであること。

②利用者は、アプリのインストールが不要。ICチップが埋め込まれたスマートプレートにスマートフォンをかざすだけで、あらゆるデジタルコンテンツを瞬時に開くことができること(QRコードの併用も可能)。

③スマートプレートを設置する企業や団体は、アプリ型・Web型を問わず様々なサービスをICチップから配信でき、クラウドを介してリアルタイムにコントロール・モニタリングできること。

④ICチップは様々なモノに埋め込むことができ(萩原社長は自分の手に埋め込んでいる!)、バッテリーは必要ないこと。

⑤サービスを利用するための専用アプリは不要で、決済サービス利用にあたっては決済専用端末を必要とせずにさまざまなモバイル決済方法に対応できること。

 

このスマートプレートは、2015年のリリース以来、気になった交通広告の詳細表示やスーパーマーケットの食品売り場でのレシピ紹介、飲食物の注文、スタンプラリー、来日外国人向けの情報発信などでも活用されており、このところ急速に注目を集めている製品です。

 

 

――現在の利用例をうかがっても、スマートプレートは今後どれだけ大きなビジネスになるのだろうと期待できますね。生活インフラ的な側面をすごく感じます。

 

萩原 私たちは、これまでにいろいろな領域で応用実験を繰り返してきました。一時期は「リテールテック」と言われていたこともあります。小売りの店頭で使ったらリテールテックになるわけですね。

 

と思うと広告に使って「アドテック」と言われたこともあるし、「フィンテック」と言われることもあります。それは私たちが決済機能も取り込み始めたからです。直近では、ベトナムの農園で農作業の効率化を始めました。ここだけ見ると「アグリテック」です。

 

そうすると、「いったい何屋なの?」となるのですが、だからこそこれを束ねる言葉が必要で、最近は「スマートシティの情報配信インフラを構築する事業」と捉えるのが一番わかりやすいだろうと思っています。

 

 

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プロフィール

  • 萩原 智啓氏

    株式会社アクアビットスパイラルズ 代表取締役CEO

    Hyperlink of Things®でモノと情報がつながる社会を創る世界初のググらせない®エバンジェリスト。1995年4月起業、インターネット黎明期より大手各社のWebプロモーションやキャンペーンを手がけ、2009年3月にリアルな世界とインターネットを物理的につなぐ会社としてアクアビットスパイラルズを設立、代表取締役に就任。2017年のMobile World Congress 4YFN AwardではIoT領域TOP 8ファイナリストに選出され、翌2018年の4YFNでは同イベント初のJapanパビリオンを主宰した。自社クラウドからコントロールできるマイクロチップを身体に埋め込むバイオハッカーでもある。