TOP ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術 仕事を楽しめる人に共通する3つの気構え

2019/10/24

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第52回

仕事を楽しめる人に共通する3つの気構え

  • ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
  • ビジネススキル
  • キャリア・働き方
  • 一般社団法人彩志義塾代表理事 企業風土改革コンサルタント 古川裕倫氏

 

◆目の前の仕事に忙殺されていると、あっという間に定年になる

「人は自分の不幸には敏感であり、幸福には鈍感である」と私は思っています。
 
口内炎があると、早く治ってほしいと誰でも望みます。気になって、自分の舌でちょっと触ってみて、やはり痛いと感じ、大変不愉快な思いをします。口内炎が治れば、いかに幸せであるかと思い、この不幸な状態から脱したい、そして幸せを感じたいとん考えます。しかし、口内炎が治ったとき、「ああ、口内炎が治って幸せだ」と感じ続けるでしょうか。
 
自分にとって嫌なことがあればそれを不幸と思い、それがなくなれば幸福になれると思っているくせに、実際に嫌なことがなくなると幸せを感じない。

人生で「不幸」であるときと「幸せを感じない」ときばかりであれば、いつ幸せを感じるのでしょう。

 

現代のビジネスパーソンは仕事に忙殺され、時間に流されています。「このままでいいのか」と思いながら行動する時間がない、という人も多いでしょう。でも、目の前の仕事に振り回されている間に、あっという間に定年を迎えてしまいます。長い時間を仕事についやすのであれば、楽しく働きたいと思いませんか?

 

私は、10年の海外勤務を含めて23年間商社で働いていました。その後、エンタテインメント業界で7年働き、少し早くリタイアしたあとは、ビジネス書の執筆や講演などを行っています。

 

会社や取引先には尊敬できる先輩が大勢いましたし、講演などでも大変仕事のできる人に何人も会いました。そうした中で、「楽しく仕事をしている」人たちは、共通する次の3つの心構えがあると気付きました。

 

◆高い志を持つ

1つ目は「高い志を持つ」ということ。私が講演会でよく話す例え話を紹介します。

 

FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏は、母校のハーバード大学で講演をした際に、1960年代のジョン・F・ケネディ大統領が成功させた月に人を送るプロジェクトを例にあげています。

 

NASAで働く一人のジャニター(清掃員)が大統領に向かってこう言ったそうです。「大統領、私は人を月に送るプロジェクトのために働いています」

 

「私は掃除をしています」ではなく、私は人を月に送るプロジェクトに貢献しています」と高い志を持って働いている。高い志を持てば、幸せにつながる仕事ができるということです。

 

◆自ら一歩前に出る

2つ目は、「自ら一歩前に出る」ということです。

 

仕事のできる人は間違いなく読書家です。読書は時間がかかりますが、その時間に対して得るものは極めて多く、コストが大変安い。偉人・先人が苦労をして感じたことや身につけたことが1冊の本に凝縮されています。 仕事のできる人は、読書をしたり、セミナーに行ったり、いろんな人と交流して、自分を高める学びの機会を持っています。

 

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プロフィール

  • 古川裕倫氏

    一般社団法人彩志義塾代表理事 企業風土改革コンサルタント

    1954年、大阪府生まれ。早稲田大学商学部卒業後、三井物産に23年間勤務。その間、ロサンゼルス、ニューヨークで通算10年間の海外勤務を経験。2000年、ホリプロ取締役執行役員。2007年、株式会社リンクステーション代表取締役副社長を経て、現在は一般社団法人彩志義塾代表理事、情報技術開発株式会社社外取締役、企業風土改革コンサルタント。 ビジネス書の執筆、講演、研修活動を行い、「世田谷ビジネス塾」「女性社員のための立志塾」を主宰する。 著書に『他社から引き抜かれる社員になれ』(ファーストプレス)、『できる人はすぐ決める!』(大和書房)、『コーチング以前の上司の常識 「教え方」の教科書』(すばる舎)、『女性を活用できる上司になれ』『仕事を楽しめる人は「忙しい」と言わない』(ともに扶桑社)、『あたりまえだけどなかなかできない51歳からのルール』(明日香出版社)、『バカ上司の取扱説明書』(SB新書)など多数。