2018/07/31
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コミュニケーションをエンジニアリング、人と組織の潜在力を解き放つ
第2回
プロの第三者が介入するからコミュニケーションは改善する。(2/5)
- キャリア
- スペシャル対談
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「経営者を語る」――今回は、株式会社リクルートコミュニケーションエンジニアリング(以下RCE)社長の西垣大さんをゲストにお迎えします。
今回の対談では、「コミュニケーションをエンジニアリングし、人と組織の潜在力を解き放つ」をテーマとし、かつての同僚でもある弊社代表・井上和幸と語り合っていただきました。全5回でお届けします。
井上 前回は、社長と役員とのコミュニケーション不全の話を、御社がかかわって解決する話でした。「良い提案を出さない部下に不満を持ち、しゃべり過ぎてしまう社長には、とにかく黙っていてもらう」と。
西垣 そういう社長さんは、意見を求めても、皆が1、2分じっとしていると我慢できなくなって、やっぱり自分がしゃべりだしてしまう。イライラしてる空気も伝わる。我々が部下の方たちに、「正しいかどうかは気にしなくていいので、思うこと、感じることを何でもいいから言ってください」という感じで話をしてじっと待っていると、ぽつぽつ意見が出てくるんです。そうやって出てきた意見の中で、私の方から「そういうふうに思うのだったら、これをやってみるというのはどうですか?」と少しずつ第三者として介在してやっていき、「それは良いんじゃないか」、「では、これをやりましょう」といった流れを作っていくのです。
もう1つ、社長さんには、率直に、こんなことを言ってもらうこともあります。
「私がみんなに意見を問うのは、自分だってどうしたらいいかわからないからだ。本当に今の現実の中でどうしたらいいかわからない。わからないなりに一生懸命考えているが、それでもわからない。だから、ぜひ一緒に考えて欲しいし、みんなの意見を聞かせて欲しいんだ。」
こうしたことを何回かやっていくと、少しずつ役員や社員とのコミュニケーションの前提になっているものが変わっていって、みんなの発言や動きが出てきます。こういったことをいろいろな道具を使いながらやるのが、「コミュニケーションエンジニアリング」という考え方です。
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