TOP 禅の教えに学ぶ経営道+リーダー学 禅で磨く“経営者の心・技・体”。(4/5)

2018/04/03

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第4回

禅で磨く“経営者の心・技・体”。(4/5)

  • 経営
  • スペシャル対談
  • 株式会社シマーズ 代表取締役 島津清彦
  • 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO 井上和幸

 

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「経営者を語る」――今回は、経営者と禅僧の2つの顔をお持ちの島津清彦氏(株式会社シマーズ代表取締役)をゲストにお迎えします。

今回の対談では、「禅で磨く〝経営者の心・技・体″」などのテーマで、弊社代表・井上和幸と語り合っていただきました。全5回でお届けします。

 

 

井上 先ほど島津さんがおっしゃったように、強い覚悟のようなものを持って一つの道を進んでいる人々が、極めている部分の閾値を越えたときに禅の世界に入る――。あるいは、時代の流れで、今はごく普通に暮らしている人々にも強い負荷がかかる社会になり、禅=人間の根っ子のところを意識せざるを得ないような状況が広がっていますよね。

 

島津 禅との出会いには、いろんなきっかけがあります。「たまたま家の近くにお寺があって、行ってみたら座禅会をやっていた。試しに体験してみたら、いいなあと思った」とか。あるいは、研究者の方が禅の本を読み、「今自分が研究していることって、もしかしてブッダの言っていることと同じじゃないか?」と思ったり……。人それぞれですよね。そういう意味で、禅が面白いのは、「大道無門(大きい道に門は無い)」という言葉があること。つまり、「この山をどんなところから登ってもいいですよ」ということです。富士山に例えると、御殿場から登っていいし、5合目までバスで行ってそこから始めてもいい。

 

井上 その考え方は、仕事や人生にもつながりますね。

 

島津 この考え方は例えば、「お前(のやり方)はダメだ」と上司から頭ごなしに否定されても、そこであきらめずにチャンスを待って「自分なりのやり方が活きる道があるはずだ」と思っている人にとっては勇気をもらえますよね。実際、そうやって頑張っていたら後に成功したという話は、ビジネスの世界ではたくさんあります。禅というのは、こんなふうに、ひたすら座禅をすることと、禅問答などの教えから生まれてきたたくさんの言葉、「禅語」――つまり、「実践」と「知識」を積み重ねて行くときに、自分の日常の中での気づきとか「知恵」に変換できる。これが面白いんですよ。

 

井上 ここまで話してきた内容とも重なるのですが、人生や仕事やスポーツなどにおいて成功するためには、よく「心技体が大切だ」と言われますね。ここで「エグゼクティブのための心技体」ということで考えると、島津さんは、禅によってそれぞれどんなことが得られるとお考えですか。

島津 まず、「心」ということでは「平常心」です。平常心とは自然体で柔軟な...

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プロフィール

  • 島津清彦

    株式会社シマーズ 代表取締役

    元スターツピタットハウス代表取締役。元ソニー不動産取締役。 東日本大震災での被災を機に上場企業の社長というキャリアを捨て、2012年、経営コンサルタントとして独立起業。その後、多くの世界一流リーダーが禅に辿り着くことを知り、自らも出家得度し仏門入り。 経営者と禅僧という二つの顔をもちながら、現在は官公庁、大手企業を中心に禅を活かした経営・組織開発コンサルティングやリーダーシップ研修、講演、坐禅指導等を行う。 著書に『仕事に活きる禅の言葉(サンマーク出版)』『翌日の仕事に差がつく おやすみ前の5分禅(天夢人)』がある。 一人一人が自分の夢や使命に気づき、充実したキャリアやライフを送れるようサポートすることが使命。座右の銘は一日一生。

  • 井上和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    早稲田大学卒業後、リクルート入社。コンサルティング会社取締役、リクルートエグゼクティブエージェントマネージングディレクター等を歴任。2010年経営者JPを設立し、現職。