TOP 働き方改革時代の「生産性の技術」 いまどき世代は「お金」より「自分の時間」。トータルリワード(非金銭的報酬)をどう提供できるかを考えよ。(3/5)

2017/09/26

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働き方改革時代の「生産性の技術」

第3回

いまどき世代は「お金」より「自分の時間」。トータルリワード(非金銭的報酬)をどう提供できるかを考えよ。(3/5)

  • キャリア
  • スペシャル対談
  • マネジメント
  • 井上 和幸 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO
  • 石田 淳氏 社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。アメリカの行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。
 

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「経営者を語る」――今回は、社団法人行動科学マネジメント研究所所長、株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長 兼 最高経営責任者の石田淳氏をゲストにお迎えします。

 

石田さんは、アメリカの行動分析学を基にした「行動科学マネジメント」を日本人向けに確立し、以来、多くの企業で人が育つ仕組みをつくり、業績を上げるサポートをされてこられました。

 

今回の対談では、労働市場の逼迫・構造変化の中でこれからの企業が生き残るために必要なことなどについて、弊社代表・井上和幸と語り合っていただきました。全5回でお届けします。

 

 

井上 先ほど、動機付け要因が変化しているとおっしゃいましたが、読者の方向けに、少し大くくりの、フォロー型マネジメントのフレームワークを解説していただけますか。

 

石田 それには2つあって、1つは、すでに話したように仕事を標準化していくということ。具体的な行動で標準化していくということですね。

 

井上 動分析マネジメントでは、標準化していく過程で、分析に用いる原理・行動は、できるだけ少なく、シンプルにすることが大事だと聞きます。誰でもわかるマネジメントでなければ効果は上がらないでしょうから、当然そうなるのでしょうね。

 

石田 例えば、ある会社から業務上の大きなミスが発生したとのことで相談を受けたことがあります。そこで、その会社の社員の行動をデータで調べたら、ミスを防止するために義務付けられていた確認行動が多すぎるんですね。手順も回数も多すぎて、一人が1日に100回以上も繰り返していました。それは忘れるだろうな、と。だから、回数を計測していって、いかに行動を単純化し、少なくしていくかが、効果を上げるためには凄く重要なんです。

 

井上 もう1つは何でしょうか。

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プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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  • 石田 淳氏

    石田 淳氏

    社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。アメリカの行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。

    アメリカのビジネス界で大きな成果をあげる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジして、「行動科学マネジメント」として確立。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法が、企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。著書に『マンガでわかる! ほめる技術』(宝島社)、『行動科学を使ってできる人が育つ! 教える技術』(かんき出版)、『「辞めさせない」マネジメント』(PHP研究所)、『なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか』(青春出版社)などがある。

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