TOP 経営者PR論 経営者の皆さん、「毎朝、朝刊に自社のことが何も載っていなかったら反省してください」。(2/5)

2017/07/11

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第2回

経営者の皆さん、「毎朝、朝刊に自社のことが何も載っていなかったら反省してください」。(2/5)

  • マーケティング
  • 放送作家/PRコンサルタント/株式会社MIP 取締役 野呂エイシロウ
  • 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO 井上和幸

井上 引き続き、野呂さんが経営者の方に広報・PR面でどんなアドバイスをしているのかをお聞きしていきたいと思っています。

 

野呂 もう一つ、経営者の皆さんに言っているのは、「毎朝、朝刊に自分、あるいは、自分の会社に関することが何も載っていなかったら反省してください」ということです。ちょっとでもいいから、何らかの形で毎日取り上げられることを目指すんです。例えば、『WBS』などに週1回は取り上げてもらうのを目標にするとか。
何事も目標のないところに成功はありませんからね。高尾山(*東京都西部の観光名所)に登っていたら、知らないうちにエベレスト登頂に成功したなんていう人は誰もいない。エベレスト登頂ができる人は、最初からエベレストに登ろうと思って準備した人だけです。

 

井上 毎日何かしらのマス媒体に露出しろ、と?

野呂 今は、経営者の発信能力がすごく問われる時代になっていると思うんです。アメリカの『Forbes(フォーブス)』みたいな雑誌を見ると、経営者が次から次へと顔を出している。一方、僕は日本の有名書店の社長さんたちの名前と顔を知りませんでした。僕だけではなく、日本はそれが当たり前だったと思います。しかし、今は、Amazonの社長の顔を知っていたりするわけです。外国人なのにね。
日本でも時代は変わってきていて、町場の質店の社長さんの名前は知らないけれど、ここ数年で急成長している『メルカリ』の山田進太郎さんの名前は知っています。経営者がどれだけリーダーシップを発揮し、メッセージを伝えていくかで、「あいつに出資しよう」となっているわけで、メルカリだって山田さんが顔を出しているから、あれほどの出資が集まった。経営者が顔を出し、世間に対して発信し続けていくことの重要性はさらに高まっています。というより、もともとの状況に戻ったんでしょうね。

 

井上 というと……?

 

野呂 江戸時代には紀伊國屋文左衛門とか、三井高利とか、有名な実業家がたくさんいました。その後、大量生産時代になって経営者の名前が消えるけれど、その後また、トヨタやホンダなど、創業者の名前が社名になる時代もあって……。

 

井上 経営者の顔が見えるというのは、広報のみならず、今また、すごく大事になっていますよね。野呂さんがおっしゃるように、ビジネスは、もともと顔の見える個人が、「おいしい〇〇を作ろう」とか「便利な商品を提供したい」という想いから始まることが大半ですから。

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プロフィール

  • 野呂エイシロウ

    放送作家/PRコンサルタント/株式会社MIP 取締役

    1967年生まれのO型。幼少の頃から放送部に従事し、ラジオのハガキ職人として活躍。大学時代に学生シンクタンクに参加。学生マーケティングを行い、学生用クレジットカードや学生向け家電の企画・広報・宣伝従事し、いずれも大ヒット。 出版社を経て「天才たけしの元気が出るテレビ」で放送作家へ。「鉄腕DASH」「特命リサーチ200X」「奇跡体験アンビリバボー」などを構成。広告代理店からの仕事がきっかけで、戦略的PRコンサルタントに。本人曰く、放送作家もコンサルタントも、参謀という意味では、全く同じ。口癖は「視聴率をUPさせるのに比べれば、売上を上げるのは簡単」。

  • 井上和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    早稲田大学卒業後、リクルート入社。コンサルティング会社取締役、リクルートエグゼクティブエージェントマネージングディレクター等を歴任。2010年経営者JPを設立し、現職。