TOP イマ、ココ、注目社長! すべての学習者が抱える最重要課題「継続」を支援する。【後編】

2023/08/29

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イマ、ココ、注目社長!

第367回

すべての学習者が抱える最重要課題「継続」を支援する。【後編】

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大学進学を希望する高校生の2人に1人が使っているという学習支援プラットフォーム「Studyplus」。2023年6月には累計会員数が800万人を突破しました。運営するスタディプラス株式会社の創業者で経営者の廣瀬高志さんは、このサービスをさらに広範な学習者に届けることで世の中の役に立ちたいと考えています。自らも学び続ける廣瀬さんが描く、組織づくりや経営者観を語っていただきました。

(聞き手/井上和幸

 

すべての学ぶ人のために、自らも学び続ける

――現在の社員規模はどのぐらいですか?

 

廣瀬 80人ぐらいです。

 

――かなりの規模になられましたね。事業範囲も拡大なさっているとのことでしたが、今後はどんな人材を求めておられますか?

 

廣瀬 会社のコアバリューに「Dive to Learn(学習者のためにやろう)」を掲げているのですが、これには2つの意味があります。1つはもちろん、われわれのサービスのユーザーである学習者のため。そしてもう1つ、自らも学習者であり続けよう、という意味を込めています。自ら学び続け、成長し続けることが大事だと考えているからこそ学習支援のサービスをつくっていますし、そのことに共感し、実践できる人と一緒に働きたいと思います。

 

――社内向けの学習支援もあるんですか?

 

廣瀬 自発的に学ぶ人を集めたいので、特にこちらから学習を促す仕組みはつくってきませんでした。今後は、学習機会の提供などを考えているところです。

 

――組織づくりについてはいかがでしょう?

 

廣瀬 現在当社の役員を担っていただいているメンバーの多くが入社したのは2017年〜2018年頃の入社なのですが、その頃に今の経営陣としての骨格ができたことは組織づくりにおいてとても大きなことでした。採用においては、ポジションを問わず経営者目線で仕事ができる人を常に探しています。

 

――コロナ禍もありましたが、リモートワークとコミュニケーションのバランスについて工夫していることはありますか?

 

廣瀬 うちは出社自由、オフィスには来ても来なくてもいいというのが基本です。仕事の内容によっては出社日を決めている部署もありますが、裁量は各部署に任せています。

 

その代わり、年に2回は全員が一堂に会するイベントを開きます。そこで会社の歴史を振り返り、自分たちの現在地を確認するグループワークなどを行っています。ほかにも、 クイズや懇談を楽しむ忘年会もやります。オフ...

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プロフィール

  • 廣瀬 高志氏

    廣瀬 高志氏

    スタディプラス株式会社 代表取締役

    1987年生まれ。私立桐朋高校卒業。2010年、慶應義塾大学法学部在学中にスタディプラス株式会社を創業、代表取締役に就任。

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