2023/05/16
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Future Update テラス登場経営者のいま~未来をアップデート!~
第6回
無限の可能性のなかで選択と集中を繰り返し、他に類のないVRクラウドサービスへと成長した4年間【後編】
- 経営者インタビュー
- 経営
- 組織
- 注目企業
- 森田 博和氏 株式会社スペースリー CEO
KEIEISHA TERRACEに初登場いただいてから今日まで、目覚ましい成長や変化をとげられているスタートアップやベンチャーの経営者を再びお招きして話を伺う「Future Update」。
360°VRコンテンツの制作と活用支援をするクラウドサービス“Spacely”を提供する株式会社スペースリー代表取締役C・森田博和さんの後編は、経営者として森田さん自身が辿ってきた成長の軌跡にフォーカスします。組織作りに関心をお持ちのオーディエンスの参加もあって、とにかく“人材”にまつわる話題で盛り上がりました!
人数が増え、役割分担が明確になったことで求める人材像もクリアに
井上 先ほど(前編)、前回取材からプロパーの社員の方が5倍くらいに増えて、森田さんご自身の立ち位置や役割も変わってきているというお話がありましたが、組織のトップとしてご自身の4年間の変化、成長、それらを振り返ってどのような実感をお持ちでしょう?
森田 経営者として、組織マネジメントはもちろんですが、事業の方針や戦略を考えて、現状認識の情報を収集して、メンバーにも伝え進む方向付けをしてあげて…という役割が出てきたので、それに応じた成長はしているのかなとは思います。
ただ、現時点の成長した自分が4年前にいたとしても、当時はやることが膨大にあて、その1つひとつを一生懸命、寝ないでやるみたいな状況だったので、やること自体はそんなに変わらなかったのかなとも思いますが。
井上 人とか組織に対する考え方の変化はありますか?
森田 やはり基本的には一緒にやるメンバー次第ですので、時間をかけて採用するとか、そうした部分も4年前とそれほど変わっていないと思います。ただ、10人が50人になると、1人ひとりと直接コミュニケーションを取ることがどうしても難しくなるので、逆にジュニアメンバーやマネジメント層のメンバーに期待することは、変わってきたというか、よりクリアになってきた側面はあると思いますが。
井上 人数が増えて森田さんが直接レビューできないこともあるからこそ、人材像をより明確にしてマネジャーに伝えるといったこともあるかもしれませんね。
森田 「とりあえず、このあたりをみんなでどんどんやっていくしかないよね」みたいな10人のところから、役割分担ができてチームとしてやっていけるからこそ、大きな事業ができるということもありますからね。
井上 前回取材では、採用者のマインドなど内面を重視して見られているとおっしゃっていました。そのあたりは、人数が増えても変わっていない...
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