TOP ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術 対話のタイムパフォーマンスをあげる3つのコツ

2023/04/20

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ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術

第151回

対話のタイムパフォーマンスをあげる3つのコツ

  • ビジネススキル
  • キャリア
  • 理央 周氏 マーケティングアイズ株式会社代表取締役

 

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近年、「心理的安全性」「1on1」「対話」が注目されていることもあり、部下とのコミュニケーションに時間をかけている人も多いでしょう。どうすれば、対話の時間対成果を高めることができるのか?

部下からの提案を頭ごなしに否定しない

近年、「心理的安全性」「1on1」「対話」が注目されていることもあり、部下とのコミュニケーションに時間をかけている人も多いでしょう。どうすれば、対話のタイムパフォーマンス(時間対成果)を高められるのでしょうか? マーケティングコンサルタントで時間術の達人でもある理央周さんが上梓した、『なぜ、サボる人ほど成果があがるのか?』(日本実業出版社)から一部抜粋・リライトし、リーダー・マネジャー向けにお話しします。
 
 
 
×:NOから入る 〇:まずはYESと言う

「◯◯をやってみたい」という部下からの意見や提案を、頭ごなしに否定するのは考えものですし、近年、重視されている心理的安全性もさがってしまいます。
 
逆にあなたが「画期的な企画」を思い付いて上司に提案したとします。「そんなのダメ」と一蹴する上司と、「それいいね」としたうえで、ヒントをくれる上司がいたとしたら、後者のほうがそのあとの行動につなげやすいでしょう。
 
部下から想定外の提案を受けたときには、まずは肯定し次に直す点やダメな点を説明する「イエス・バット法」で返すようにしましょう。
 
というと、「ほめるところなんてない」という声が聞こえてきそうです。そういうときは、内容を無理にほめるのではなく、アイディアを出してきた姿勢そのものを肯定すればいいのです。「新しいことを考える姿勢、いいね」などとほめたうえで、「この企画については◯◯だから難しいと思うけど、またいい企画考えたらぜひ教えてよ」と伝えれば、また相談しようという気になるでしょう。
 
企画やアイディアは、「付加価値を生み出す仕事」の源泉です。売れる新製品は斬新なアイディアから生まれ、そのアイディアは心理的安全性の高い雰囲気のいい環境から出てきます。頭ごなしに否定するよりも、「本当に芽がないのか、どうすれば開花するか?」を意識してアイディアを実現していきましょう。

ジョブズに学ぶ「大切なこと」の伝え方

×:大事なことを1回だけ話す

〇:大事なことを何度も話す
 
 
「それさっきもお話しになりましたよね?」と言われたことはありますか? これは悪いことではありません。何度も同じことを伝えるのは、一概にムダではなく、ときとして、「必要な手間」なのです。ビジネスでは、確実に相手に伝えるために、大事なことを繰り返し伝えることも必要です。
 
スティーブ・ジョブズがiPhoneの発売前に行ったプレゼンの動画は、いまでも語り草になっています。ジョブズは「革新的な機器を3つ発明した。それは『iPod』『電話』『ネット通信機器』です」と4回繰り返し、「これら3つを別々ではなく1つの機器にまとめた。電話を再発明した」と展開したのです。あまりに見事で強烈な印象を残すプレゼンに、私はそのまま再現できるほど強烈に記憶しています。
 
聞いたり読んだりしたことは、そのままでは忘れられてしまいます。一回のプレゼンのなかで、大事なことを何度も繰り返すことは「思い出してもらう」うえで極めて有効なのです。

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プロフィール

  • 理央 周氏

    理央 周氏

    マーケティングアイズ株式会社代表取締役

    本名:児玉 洋典。1962年生まれ。 静岡大学卒業。大手自動車部品メーカー、フィリップモリスなどを経て、米国インディアナ大学にてMBA取得。アマゾン、 J:COM、マスターカードなどで、マーケティング・マネジャーを 歴任。2010年に起業し翌年法人化。収益を好転させる中堅企業向けコンサルティングと、顧客視点を育てる社員研修を提供。元・関西学院大学専門 職大学院経営戦略研究科教授。『売れない問題 解決の公式』『「なぜか売れる」の公式』(ともに日本経済新聞出版)、『仕事の速い人が絶対やらない時間の使い方』(日本実業出版社)など著書多数。

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