2023/01/30
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経営者力診断リリース記念スペシャルトークライブ
第33回
【石川明氏×井上和幸】上司とは「はしご」を外す存在である
- 組織
- キャリア
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2022年12月1日(木)、経営者JP主催「経営者力診断」スペシャルトークライブ「経営幹部・リーダーのための、人と組織をしたたかに動かす<Deep Skill>21の技術」が開催されました。
今回ゲストにお迎えするのは、リクルート新規事業開発室にて新規事業提案制度「NewRING」事務局長、「オールアバウト」の創業メンバーの一人として広告事業部長などを務められ、現在、株式会社インキュベータ代表取締役として大手企業を中心に新規事業の創出、新規事業を生み出す社内の仕組み作りに携わられている石川明氏です。
石川氏の新刊『Deep Skill ディープ・スキル 人と組織を巧みに動かす 深くてさりげない「21の技術」』発刊を記念して、経営者JP井上和幸が、経営幹部やリーダーの皆さんが社内で新規事業開発や事業変革を推進しようというときに直面する<社内の壁><社内政治><組織の力学>に対して、したたかに立ち向かい、人と組織を動かす21の技術について伺いました。ライブの内容を編集してお届けします。
【前編】上司とは「はしご」を外す存在である
【後編】「やり切った」うえでの失敗には価値がある
『Deep Skill ディープ・スキル 人と組織を巧みに動かす 深くてさりげない「21の技術」』発刊の経緯と要旨
井上 石川さんは、そもそもどうして「ディープ・スキル」というものを本にまとめられたのでしょうか。
石川 これまでに「はじめての社内起業」「新規事業ワークブック」と2冊の本を、書いています。2冊とも新規事業に特化した本でしたが、今回初めて一般のビジネス書を書かせていただきました。
本の要旨は、組織の中で実行力を発揮していくためには、人間心理や組織力学などの洞察、ヒューマンスキルがとても大事だということです。それをディープ・スキルと名付けました。実は今回21の技術を紹介しているんですが、本当は30数個出したんです。編集者といろいろなディスカッションをして、削ぎ落として21個ご紹介しています。
私は就職してから34年間ほぼ新規事業しかやったことがなくて、特殊なキャリアなので一般のビジネスマンの方に刺さるものがあるのか疑問でした。でも、編集者の方から、逆に特殊な中で経験したことが一般の組織人の皆さんの役に立つのではないかと言われて、出版させていただくことになりました。
井上 新規事業は無から有を生み出すので、そのために組み上げていったり調整しなければいけないものがある。それは新規事業に関わらず普通の事業をやっていても、変化が求められるときには必要とされる。そこに共通項があると思います。
石川 おっしゃる通りだと思います。昨日と同じことを今日もやっていいなら、波風立たず平和なんですが、何か新しいことを持ち込もうとすると、組織の中で軋轢が生じるんですねそういうことを乗り越えてこられ...
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