TOP 成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」 VUCA時代の今こそ「地頭力」を鍛えよう!/今すぐできて、一生役立つ 地頭力のはじめ方

2023/01/23

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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」

第162回

VUCA時代の今こそ「地頭力」を鍛えよう!/今すぐできて、一生役立つ 地頭力のはじめ方

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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」では、成功している経営者が注目している、読んでいる書籍をご紹介してまいります。


今回は、『今すぐできて、一生役立つ 地頭力のはじめ方』。本書の編集を手掛けられた、株式会社大和書房の出来幸介氏に見どころを伺いました。

今こそ「地頭力」が必要になる

私たちは今、頭を使わなくても毎日を過ごすことができます。

 

知らない場所へ行くときはGoogle Mapが示すままに移動し、買い物や空き時間の暇つぶしの動画もリコメンドに任せればOK。スマートスピーカーにお願いすれば、なんでもやってくれるし答えてくれる。「考えなくても」「知識がなくても」毎日を快適に過ごせるようになりました。

 

しかし、ビジネスの現場や対人コミュニケーションにおいて、「考える力」が必要なくなることはないでしょう。むしろ、先が読めない不確定・不安定な時代になってきているからこそ、自ら能動的に考える「地頭力」の重要性は増していると言えるかもしれません。

 

本書のオリジナル版となる『いま、すぐはじめる地頭力』(2008年、小社刊)が刊行されたのは、約15年前のこと。自分で考える力「地頭力」を、どのように鍛えればよいのか、ビジネスのみならず日常生活など身近な例とともに平易に解説し、ベストセラーとなりました。

 

15年前とは、ちょうど初代iPhoneが発売されたころです(2007年)。その後、スマホの爆発的普及やAIの発展、現在はVUCA(変動、不確実、複雑、曖昧)の時代と言われるように、目まぐるしく状況は変化しました。

 

そんな中、今あらためて本書のオリジナル版を読んで驚くのは、内容のほとんどが現在に通用する、むしろ「今こそ」読まれるべきだということでした。そこでオリジナル版のエッセンスをそのままに、この15年の変化や最新知見を加えた「地頭力入門の決定版」としてお届けするのが、本書『今すぐできて、一生役立つ 地頭力のはじめ方』です。

 

「上司の言うことがコロコロ変わる」は本当?

本書から職場の例をご紹介しましょう。
「○○さんって、言うことコロコロ変わるよなぁ」
こんな風に上司の愚痴をこぼすことは、日常茶飯事ではないでしょうか。一見、上司の指示が明確でなく仕事がやりづらいように思えますが、実はこれ、「地頭力」をつけるのに最適な状況なのです。

 

もし自分が上司になったら?と相手の目線に立って考えてみると、「自分はいつも言うことが変わる/コロコロ変えている」と思っている上司はあまりいないはずです。コロコロ変わって見えるのは、「表面的に見えている事象=カタチ」を見ているから。「その向こうにある本質=ココロ」は簡単には変わらない――こう著者は語ります。

 

「上司の「カタチ」しか見ていない部下は、上司の「心変わり」に一喜一憂し、「なんでこんなに言うことがコロコロ変わるんだろう?」とストレスの塊になります。かたや上司の「ココロ」をつかんでしまった部下は、上司を面白いように掌の上でコントロールできるようになります」(本書より)

 

○○さんの言う...

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プロフィール

  • 出来 幸介氏

    出来 幸介氏

    株式会社大和書房 編集部

    1989年大阪府生まれ。新潮社、MATCHA、ほぼ日を経て現職。これまでの主な担当書籍に『一発屋芸人列伝』、『つかこうへい正伝 1968-1982』、『ママは日本へ行っちゃダメと言うけれど。』(以上新潮社)、『ビジネスと人生に効く 教養としてのチャップリン』(大和書房)など。

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