TOP イマ、ココ、注目社長! 自主性や主体性を尊重し、透明でフラットな組織を作る。【後編】

2022/10/12

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イマ、ココ、注目社長!

第273回

自主性や主体性を尊重し、透明でフラットな組織を作る。【後編】

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全世界で約4,000万人に利用されているカレンダーシェアアプリ「TimeTree(タイムツリー)」。家族やカップルで予定を共有できる便利なサービスです。この「TimeTree」が生まれた背景には、情報があふれかえる現代において、1日24時間の重要性や時間の価値が高まっていることがありました。そして、本来、人は相手がいて予定を決めているのがほとんどなのに対し、多くのカレンダーツールが個人だけで予定を管理している不便さがありました。

 

サービスを生み出した株式会社TimeTreeは、コアタイムなしのフルフレックス制を導入するなど、働き方が自由なことでも注目を集めています。自由な働き方が続けられる理由は、自主性や主体性が育った組織だから。サービスが生まれた経緯や、自主性・主体性を生み出すための取り組みについて代表の深川泰斗(ふかがわ・やすと)氏に伺いました。

(前編はこちら)

(聞き手/井上 和幸

 

目指すのは透明でフラットな組織

──会社設立時、どのような事業にするかは、メンバーで話し合って決めたとおっしゃっていました。それに関係するかもしれないですが、御社の働き方が自由というのも、ベースに何かあるのでしょうか。

 

深川  自由に働きたいだけならフリーランスなど、いろいろな手段があると思います。会社という組織に集まる意味は何なのかあるべき会社とはどういうものかを、ゼロからみんなで考えるなかで、現在のような自由な働き方であるとなりました。

 

──同じ想いを持った仲間で、会社という組織で仕事をする意味を考え、どう会社を運営していくべきかを、世間の固定概念を排除してフラットに考えてみたときに、自由に話しあってやっていこうとなったと。

 

深川 そうですね。いまの時代にいちばん合った働き方は何かを実験しよう、作っていこうという感じです。そもそも事業にあった組織体はあると思います。我々はアプリケーションの開発を行う会社です。ソフトウェアというものは直接手に触れることはできず、想像しながら「ここをこうしよう、ああしよう」とコミュニケーションをしながら開発を進めていきます。

わたしが「これを作れば絶対に売れる」と分かっていれば、「こうしろ」と指示するだけでいいかもしれない。でもそれは分からないし、意図を100%伝えることも不可能です。だったら、コンセプトだけは一緒に考え、後はメンバーが「ここは、こうした方が良くない?」という、自主性や主体性があれば、良いものができると思い、このようなスタイルにしました。

 

──とはいえ、...

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プロフィール

  • 深川 泰斗氏

    深川 泰斗氏

    株式会社TimeTree 代表取締役社長

    1977年生まれ。九州の大学院で社会学・文化人類学を学び、2006年にヤフー株式会社へ入社。ソーシャル・コミュニケーションサービスの企画を担当。2012年にヤフーからカカオジャパンへ出向後、2014年に株式会社JUBILEE WORKS(現 株式会社TimeTree)を共同設立。2015年3月にカレンダーシェアアプリ「TimeTree」をリリースし、2021年7月には日程調整サービス「Tocaly(トカリー)」をリリース。人事・広報の部署を管掌するとともに、現在もプロダクト企画や組織作りなどに広く携わっている。

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