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2022/06/02

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とことん観察マーケティング

第70回

eスポーツとともに目指す未来

  • マーケティング
  • 有限会社オフィスフレンジー 代表 野林 徳行氏

野林徳行です。「KEIEISHA TERRACE」にてマーケティングコラムの連載をさせていただいております。

 

70回目のコラムです。多くの企業では、『カスタマーを知る』ことが大事と言いながら、足元の数字を優先してしまいがちです。足元はもちろん大事ですが、カスタマーを知ることで既存事業のPDCAは回りやすくなり、新規事業の立ち上がりは早くなります。または修正が小さくなります。

 

今回は、eスポーツです。最近、日本学生esports協会/Gameicの理事長である、前川友吾氏と知り合いました。私が、顧問をしている助成金制度推進センターのセミナーを前川氏が手伝っており、私の講演を聞いて自分の戦略を一気に進めたところ尋常でない躍進をしているということでした。また彼が運営するYoutubeチャンネルに出演させてもらったり、月刊ローソンチケットでの特集記事をアレンジさせてもらったりと楽しい関係が続いています。そういった活動の中から、eスポーツについて、まとめてみました。

 

日本学生esports協会/Gameic理事長・前川友吾氏

1997年生まれ、5歳でパソコンを操作し、ゲーム、eスポーツにのめりこむ。「Battlefield」「Call of duty」シリーズでは10年近くプレーし、世界ランク上位を獲得。2020年2月に日本学生esports協会/Gameicを設立。現在、60大学、590以上の団体を認証し、日本最大級のesports協会へと成長を遂げました。穏やかで素直で、我々の話も全て楽しく吸収していく感じの天才です。最近は、20代の起業家の発想や行動が本当におもしろいと感じます。

 

eスポーツとは

eスポーツとは「Electronic Sports」の略称で、コンピューターゲームを使用して、一定のルールに則って個人やチームが対戦する競技のこと。年々拡大する市場は、ゲームまで含めると10兆円規模になると言われ、近い将来オリンピック種目になるのではないかとも言われています。世界的に爆発的な人気を誇り、日本でも急発展しているものの、まだまだ知られていないことが多く、日本では、一部の方を除き、ゲームの大会でしょ、とか、これは仕事なの?というような理解レベルの人が多いのではないでしょうか。

 

ゲームとeスポーツの違いは

ゲームとeスポーツの違いの基準は観客がいるか、いないか。同じゲームでも一人で黙々とやるならゲームで、観客がいる中でスポーツとして行うならeスポーツとなります。また、eスポーツはパソコンさえあれば、どんな人でも無料で手に入れられるゲームであることも条件です。たとえば課金制ゲームのように、お金をかければ強くなれるというものや、RPGのようにプレーヤーの能力ではなく、時間をかけた人が強くなるというものは、eスポーツではなくゲームになります。このへんの理解も日本ではまだごっちゃかもしれませんね。前川氏によれば、練習...

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プロフィール

  • 野林 徳行氏

    有限会社オフィスフレンジー 代表

    1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1987年リクルート入社。経営企画、事業戦略、商品企画、プロモーションプランニングなどを担当し、カスタマーを知ることに徹底的にこだわった行動で各事業の業績向上に寄与。ブックオフコーポレーションへの出向を経て、2003年ローソン入社。執行役員としてマーケティング、エンタテイメント、商品開発を担当し、数々のヒット企画を生み出した。2010年ローソンエンターメディア代表取締役社長に就任。2012年レッグス入社。CMOとしてキャラクターを活用した販売促進を強化。2016年FiNC CMO就任。人工知能を活用したヘルスケアアプリのマーケティングを推進。現在はブックオフコーポレーション取締役、高木学園マーケティング講師、NewsTV取締役など。著書「とことん観察マーケティング」をベースにした講演・研修を実施中。