TOP イマ、ココ、注目社長! 「シェア」で体験を平等に。モノのオンデマンドで描く未来。【後編】

2022/04/28

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イマ、ココ、注目社長!

第231回

「シェア」で体験を平等に。モノのオンデマンドで描く未来。【後編】

  • 経営者インタビュー
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  • 株式会社ピーステックラボ 代表取締役社長 村本 理恵子氏

 

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モノを貸したい企業や個人と、借りたいユーザーをマッチングするアプリ「アリススタイル」。2018年10月にローンチされ、3年半でユーザーが50万人を越えました。
このサービスを立ち上げたのは、ピーステックラボ 代表取締役社長・村本理恵子さん。2016年、61歳で起業し、昨年には「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021」を受賞しています。東大卒業後、時事通信社での勤務を皮切りに、専修大学や立教大学で教鞭をとり、ネットベンチャーの会長やエイベックスグループの役員を務めるなど華やかなキャリアを歩んできた村本さんが、なぜ起業に踏み切ったのでしょうか? そこにどんな想いがあり、どんな未来を目指しているのでしょう?時代の風を捉え、ビジネスの最前線を歩んできた村本さんが描く未来を伺いました。

(前編はこちら)

(聞き手/川内 イオ

 

人生を変えたワークショップ

――2009年に入社したエイベックス通信放送では、宣伝部事業・マネジメント戦略室副室長に就任されました。どんなお仕事を手掛けたのですか?

 

村本 携帯電話向け映像コンテンツ配信サービス「BeeTV」(2015年より、dTV)の立ち上げと、立ち上げ後の事業戦略、マーケティング戦略などに携わりました。これは本当に面白かったですね。新規事業の立ち上げというのはアドレナリンが迸るほどエキサイティングですし、携帯電話での動画配信というサービスが一緒に伸びている躍動感、どんどん次の手を打つことで新しいことを始めていけるというワクワク感がありました。

 

――「BeeTV」はローンチから3年で黒字化を達成し、2013年には会員数が最大562万人に達しました。この飛ぶ鳥を落とす勢いのなかに身を置く体験は、大学教授ではできないでしょうね。

 

村本 そうですね。やっぱり、ひとりの力には限界があるんですよ。仲間がいるからこそ、大きなことができるし、みんなの思いがひとつになったときに出すパワーの強さは圧倒的でした。

 

――事業の成長もあり、村本さんはエイベックス通信放送の取締役、そしてエイベックス・デジタルの常務取締役、デジタルビジネス本部本部長に昇進しました。誰もが羨むようなキャリアを歩み、引退して悠々自適の生活を送ることもできたと思いますが、2016年、61歳にしてピーステックラボを立ち上げます。そこにはどんな想いがあったのでしょうか?

 

村本 『レッドクリフ』のときから一緒に働いてきたボスが、海外の事業に異動することになったんです。その方には恩義を感じていたので、ボスが責任者で...

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プロフィール

  • 村本 理恵子氏

    株式会社ピーステックラボ 代表取締役社長

    東京大学文学部社会学科卒。時事通信社にて世論調査、市場調査分析に従事。1997年、専修大学経営学部教授に就任。2000年、株式会社ガーラの代表取締役会長に就任し、ナスダックジャパン(現・新ジャスダック)上場に貢献。2009年、エイベックス通信放送株式会社の取締役に就任し、モバイル動画配信事業「BeeTV(現在のdTV )」の立ち上げに参画。立ち上げ後の事業戦略・マーケティング戦略・編成戦略策定にも携わる。2013年、エイベックス・デジタル株式会社の取締役に就任し、各社でのデジタル関連事業を推進。2016年、株式会社ピーステックラボを設立。2018年、モノの貸し借りアプリ「アリススタイル」の提供を開始。SDGsの実現に向けたシェアリングサービスとして新たなインフラを構築し、モノの貸し借りを通して「体験」が平等に提供される社会を目指す。