2022/05/13
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経営者力診断リリース記念スペシャルトークライブ
第7回
【小杉俊哉氏×井上和幸】コロナ禍におけるリーダーシップの課題とは?
- 組織
- マネジメント
- 合同会社THS経営組織研究所 代表社員 小杉 俊哉氏
- 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO 井上 和幸
2022年2月24日(木)、スペシャルトークライブ「ポストコロナのリーダーシップ」が開催されました。経営者JPの「経営者力診断」リリースを記念するイベントです。
リーダーシップ論の専門家である小杉俊哉さんをお招きし、弊社代表取締役社長・CEOの井上和幸と、これから目指すべきリーダーシップのあり方について、ご参加の皆さまのご意見も踏まえながら語り合いました。対談を編集し、前後編に分けてお届けします。
(前編)コロナ禍におけるリーダーシップの課題とは?
(後編)「リーダーシップ1.5(調整型)」から「3.0(支援型)」「4.0(自律型)」へ
コロナ禍におけるリーダーシップの課題とは?
井上 コロナ禍も、ついに3年目に入りました。業種によっては、リモートワークやオンライン会議も定着しています。いくつか調査が出ていますが、均してみると、全国でおおよそ4分の1ぐらい、東京だと半数近くの企業が導入しているようです。小杉さんは、この新しい環境下におけるリーダーシップのあり方をどう見ておられますか。
小杉 まだまだ試行錯誤の域を出ませんね。特に、リモート対応が難しい製造業や小売業、飲食業などは、コロナに振り回されているのが現状ではないでしょうか。
井上 そうですね。そこで今回はまず、このトークライブにご参加の皆さまに、実情をお尋ねしながら進めたいと思います。ひとつめの質問は「コロナ禍において、お悩みのことは?」です。回答はこうなりました。
井上 「メンバーマネジメントがしにくくなった」「コミュニケーション量が減った」「労働時間管理がしにくくなった」の3つが多いですね。
小杉 マネジメントとして、やるべきことがやりづらくなっている。やはり、リモートワークの影響でしょうね。毎日リモートでなくても、出社日数が減っている企業は多いでしょうし。同じ場所にいれば、改めて言葉を交わさなくても、ある程度は情報が共有できます。日本企業のオフィスはお互いの顔が見えるレイアウトが多いので、そのぶんリモート環境とのギャップは大きいですよね。
井上 次の質問は「あなたの会社は『メンバーシップ型』?『ジョブ型』?」です。リモートワークと直接の関係はありませんが、昨今の「働き方改革」で、日本企業も従来の「メンバーシップ型」から「ジョブ型」へ移行が進んでいるといわれます。皆さまの働き方はどうでしょうか?
井上 「メンバーシップ型」が39%と最多ではありますが、ふたつの「ハイブリッド型」を合わせると半数を超えます。
小杉 やはり、まだまだ「メンバーシ...
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