TOP イマ、ココ、注目社長! 約1万5000店舗導入のClipLine。多店舗展開企業に共通の課題とは?【前編】

2022/04/01

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イマ、ココ、注目社長!

第222回

約1万5000店舗導入のClipLine。多店舗展開企業に共通の課題とは?【前編】

  • 経営者インタビュー
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  • ClipLine株式会社 代表取締役社長 高橋 勇人氏

 

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多店舗展開する企業向けに、現場のオペレーションや情報・ノウハウを短尺動画(クリップ)にまとめ、従業員がスマホなどで確認できるサービスを提供するClipLine。2014年10月にサービスをローンチして以来、大企業を中心に1万5000店舗以上で導入され、約42万人が使用しています。

創業者の高橋勇人さんは、コンサルタントとして大手外食チェーンの成長に大きく貢献したことで知られます。前編では、コンサルタントとして最前線で働いてきた高橋さんが、多店舗展開企業に共通する課題に気づき、起業を決めるまでの歩みを振り返ります。

(聞き手/川内 イオ

 

世の中の課題を解決しようとコンサルに就職

――高橋さんは京都大学理学部出身で、大学院では細胞性粘菌について研究される日々だったとか。起業家としてのいまにどうつながっていくのでしょうか?

 

高橋 大学院の時、交換留学制度でカリフォルニア大学に行く機会があり、1年弱、現地に住んでいました。もともと博士を目指して研究を続けるか、社会に出るかを悩んでいたのですが、留学先で知り合った社会人の方に「いつか社会に出たいと思っているなら、早い方がいい」と言われた時に、社会人になろうと思ったんですよね。
もうひとつ、大学院では顕微鏡をのぞく日々だったので、話し相手が研究中の生き物しかいないという状況だったんです(笑)。それで人間社会で人間と話したいと思うようになりました。

 

――そういう経緯があったんですね(笑)。京都大学大学院卒業後はアクセンチュアに入社されました。

 

高橋 大学院で論文を書くには、なにか新しい発見が必要です。その過程で、対象とするテーマの課題を見つけ、なぜそうなっているのかを解明するわけです。同じように、世の中のために問題解決をしたいと考えたので、就職活動の時にはコンサルティング会社が唯一の選択肢でした。
まあ、留学先から戻ったのが修士2年の夏で、その時期に就職活動をする人はほとんどいなくて、当時通年採用しているのがコンサルティング会社しかなかったということもありますが(笑)

 

――アクセンチュアではどんな仕事を担当されましたか?

 

高橋 最初は、金融業界のシステムを作る大規模なプロジェクトに、2年弱携わりました。その後、大手通信会社の顧客管理システムのデータベースを設計したり、ERPパッケージを提供している会社の販売のための業務フローを組んだり、3年半、ITによるコンサルをひと通り体験しました。

 

多店舗展開企業に共通する課題

――2003年に、シックスシグマを強みとしたコンサルティング会社のジェネックスパー...

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プロフィール

  • 高橋 勇人氏

    ClipLine株式会社 代表取締役社長

    京都大学理学部、同大学院理学研究科卒業後、アクセンチュア株式会社、株式会社ジェネックスパートナーズにおいて コンサルタントとして多数の多店舗展開企業の経営改革を主導。 大手外食企業を始め、売上数百億~1千億円規模の企業の業績向上と組織変革を完遂。 2013年に独立しClipLine株式会社を創業。同社の代表取締役として経営をリードしながら、コンサルティングノウハウを活かしてClipLineを開発。 AIなど先端技術の応用可能性を検証する一方で、 サービス業の価値の源泉である人材の育成こそが真の生産性向上につながるという思想を持つ。