TOP イマ、ココ、注目社長! 強制労働下で生まれたプロダクトはもう、先進国では通用しない。 【後編】

2022/03/25

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イマ、ココ、注目社長!

第219回

強制労働下で生まれたプロダクトはもう、先進国では通用しない。 【後編】

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  • グローバルトラストネットワークス 代表取締役社長 後藤 裕幸氏

 

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グローバルトラストネットワークスの代表取締役社長・後藤裕幸さんは、中央大学法学部在学中に起業。その後、アジアにおけるマーケティングリサーチ及び進出コンサルティング会社を設立するも、本意ではないかたちで手放すことになりました。しかし、起業家を諦めるのは負けだと奮起し、外国人を支援するグローバルトラストネットワークスを設立されています。グローバル化が叫ばれている今、本当にグローバルな世の中を作る方法を後藤さんに伺いました。

(前編はこちら

(聞き手/井上 和幸

 

お客さんを連れて来る保証会社

──それで、外国人向けのサービスをやろうと考えられたのですか?

 

後藤 何をやろうかと考えたとき、ふと自分の経験で思い浮かんだのは、中国人や韓国人の仕事仲間から「家の保証人になってほしい」と頼まれていたということでした。私は断れないタイプでしたし、申し訳なさそうに頼んでくるので受けていました。そのうち、「うちの姪が」とか「友達が」とか、私が会ったことの人まで。「そこまでやるのか?」みたいな感じでした。結果的に20名くらいの保証人をやらされることになりました。他にも永住権を取るまでの緊急連絡先とか。

今度、自分が一生をかけて取り組む仕事として考えたのは、「これからは外国人が増える」。日本では人口問題があるわけですから。「でも、外国人が増えてもこの国では部屋を借りられない。部屋を借りられない国に外国人を呼び寄せてどうするの」ということでした。保証人という仕組みは日本独特の文化です。母国には保証人になってくれる親がいる。でも、その親に保証人は頼めない。そんな外国人のために親代理業として、保証人を引き受けることから始めました。

 

──それはかなり大変だったのではないですか?

 

後藤 なかなかスタートできませんでした。オーナーや管理会社さんは、「部屋を貸さない理由はお金じゃない。外国人はトラブルも多くて心配だから」と言うので、「トラブルも対応します。お金も面倒見ます。だから貸してください」と始めたのが、今の家賃保証事業です。

 

──それから、賃貸や融資も始めたのですね。

 

後藤 不動産の賃貸の仲介業を始めました。外国人を受け入れないオーナーや管理会社さんがいる反面、外国人は大丈夫だけど、外国人が来ないと言うオーナーや管理会社さんもいます。それで業界では初めて客を連れて来る保証を始めました。そこから賃貸の仲介と抱き合わせで保証もやるという仕組みができあがりました。オーナーや管理会社さんからすると、お客を連れて来る保証会社という...

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プロフィール

  • 後藤 裕幸氏

    グローバルトラストネットワークス 代表取締役社長

    1978年熊本県生まれ。大学在籍中に、ITベンチャー起業。日本企業の韓国進出コンサルティング会社の設立等を経て、2006年7月にグローバルトラストネットワークスを設立。外国人専門の賃貸住宅家賃保証をはじめ、仲介、携帯電話、クレジットカード、人材紹介事業などを展開。外国人の生活総合支援企業として社会問題解決に取組む。