TOP 日本全国注目社長! カルテックの光触媒で世界を救う。【前編】

2022/03/15

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日本全国注目社長!

第9回

カルテックの光触媒で世界を救う。【前編】

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カルテックは光触媒原材料並びに応用製品の開発・販売を手掛けるベンチャーです。光触媒除菌・脱臭デバイス「TURNED K(ターンド・ケイ)」シリーズの、壁掛けタイプ「KL-W01」、脱臭LED電球「KL-B01」、首掛けタイプ「KL-P01」、大空間タイプ「KL-F01」、車載タイプ「KL-C01」などがコロナ禍の時代で売上を伸ばしています。しかし、「コロナのおかげと言われるのは本意ではない」と言う染井氏。「THE PHOTOCATALYST TECHNOLOGY COMPANY(光触媒で地球をキレイにする)」を理念に掲げ、世界の人々を助けようと奮闘しています。
前編では、起業するまでの経歴や、会社を立ち上げるために必要だった経験について語っていただきました。

 

(聞き手/井上 和幸)

光触媒に興味を惹かれた

私が初めて光触媒に出会ったのは、国立奈良工業高等専門学校の5年生のときでした。研究室の先生が、光を当てて化学反応を起こす実験をしており、面白そうだと思い「研究室で学ばせてほしい」とお願いしました。研究室は7~8個くらいありましたが、そのなかでも光触媒はホットな研究として興味深かったのが動機です。

 

光触媒は、光を照射することにより水が酸素と水素に分離されます。1972年に本多健一氏と藤嶋昭氏が光触媒の効果をイギリスの科学雑誌「ネイチャー」で発表。それまで左官屋さんなどが、壁に漆喰を塗るとほこりやゴミなどが付着しにくい、ということを経験から知っていました。それが光触媒反応によるものだと学術的に証明したのが、日本の研究家でした。

 

高専5年生の当時は、車のヘッドライト4つを1つにまとめたような強烈な光を当てないと反応しない、実用化には程遠いレベルでした。それが今ではLEDを当てて反応させることができる。40年の経過で、光触媒技術の進歩を目の当たりにしてきました。

 

高専を卒業して大学院に進むことにしましたが、当時、光触媒を研究している大学院は多くありませんでした。そのため徳島大学大学院で「触媒」を研究していました。

 

その後、1986年にシャープに入社しました。シャープを選んだのには2つの理由があります。1つ目は、日本では化学よりも電気の方が伸びると考えたこと。そしてエレクトロニクス業界でシャープが伸びるであろうと考えたからです。2つ目は、理由とは少し違うのかもしれないですが、サークルの顧問の先輩が紹介してくれたからです。

 

シャープで光触媒をやろうと思ったわけではありません。その頃、ソーラーが実用化されていました。私の化学の知識が活かせられると考え、「ソーラーをや...

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プロフィール

  • 染井 潤一氏

    染井 潤一氏

    カルテック株式会社 代表取締役社長

    学生時代に光触媒の研究に没頭し、卒業後に大手電機メーカーに入社。衛星放送用部品をはじめ新規事業の開拓に従事。2018年3月退社後、カルテック株式会社を創業。 1961年生まれ、奈良県出身。

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