2022/03/28
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ダイバーシティの実現と、感情マネジメントを活かした組織作り
第4回
「孤独」と「不安」が、世の中の人が抱えている感情。
- 経営者インタビュー
- スペシャル対談
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「経営者を語る」――今回のゲストは株式会社アイズプラス 代表取締役の池照佳代さんです。
池照さんは、ペットフード大手のマスターフーズ(現マースジャパン)、フォードジャパン、アディダスジャパン、ファイザーなどで一貫して人事職を担当。人事制度設計・運用やタレントマネジメント、ダイバーシティ、女性活躍推進プログラムの企画実行など、人事業務全般に携わってきました。出産を経て再就職後、法政大学経営大学院在学中にアイズプラスを設立。2021年4月から山野美容芸術短期大学 特任教授も務めています。著書に『感情マネジメント ~自分とチームの「気持ち」を知り最高の成果を生みだす』(ダイヤモンド社)など。
今回の対談では、「ダイバーシティの実現と、感情マネジメントを活かす方法」などについて、弊社代表取締役社長・CEO井上和幸と語り合っていただきました(全4回)。
井上 僕らが見ていて1番感じざるを得ないのが、マネジメントとして愚直にしっかりやってこられた方に、経営の一躍を担う立場に行きたいというご希望が多い。ですが、経営陣まで登っていける人と、いけない人の差は大きくあると感じています。
それは何かと言うと、僕はよく「問いを解くのか、立てるのか」という話をします。問いを解ける人はマネジャーとして優秀です。ただ、経営陣になろうと思うと解けるだけだとダメで、問いそのものを立てる、アジェンダセッティングできないとダメです。ここで悩む人は多いですね。
池照 それはアジェンダを見出すことを悩んでいるのか、アジェンダ設定の方法に悩むのか?
井上 両方だと思います。「立てる」という意識に行かない人もいるし、立てられない人もいます。それは勇気みたいなものもある気もする。相当なコミットがないとなかなか事業を背負って、自分が最終決断するというのは、できないと思うんです。そこのジャンプで悩む人がいます。
池照 大きな企業は、取締役まで行っても上司はいるわけです。すると基本的に上司が決めてくれるんです。
井上 僭越ながら、一般論化したときに、大手企業の経営陣の人たちの方が、例えば、何かを創出していくとか、決めたことを実現していくドライブが経営力だとすると、失礼ながらそこに欠ける人が多い。
というのは、大手企業は意思決定や実行の組織的・構造的ファンクションができているから。意思決定を自分でしなくていいんです。下手すると社長も意思決定をしてない。経営会議で、「どう思う」と話すだけ。勘違いトップは、これを「権...
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