TOP CxOの羅針盤 広報はブランディング。ユーザからどう見られているかを可視化する。 【後編】

2022/02/08

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CxOの羅針盤

第18回

広報はブランディング。ユーザからどう見られているかを可視化する。 【後編】

  • リーダーシップ
  • マネジメント
  • キャリア
  • 組織

 

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アイリスオーヤマは生活用品の企画、製造、販売から家電事業と幅広く展開し、成長を遂げてきています。現在、大山健太郎氏は代表取締役会長として、大山晃弘氏が代表取締役社長として会社の舵を取っています。
中嶋宏昭氏は2003年にアイリスオーヤマへ新卒で入社。営業、マーケティング部、購買部を経て、2011年より広報室に異動、東京分室の立ち上げに従事。現在は、広報・PR、広告・宣伝の責任者を務めています。そんな中嶋氏にアイリスオーヤマのブランディングと広報について、お話を伺いました。

 

(前編はこちら

(聞き手/井上和幸)

社長を全面に押し出すことでアピールする

井上 どのような情報をメディアに出していこうと考えられたのですか?

 

中嶋 広報としての土台がなかったので、広報の配属になっての3か月から半年くらい、メディアに対してまったくアポが取れませんでした。「アイリスオーヤマです」と言っても、「はい? なんの会社ですか?」という対応です。苦しかったのは、アポが取れず、今日会う人がいないという状況が続いたことです。コンタクト先を持っていないので、一社一社、代表番号から電話をかけていました。アポなしで訪問したこともあります。メディアとすれば、邪魔臭い存在だったと思います(笑)。そういうところから始まりました。それでも、社長(現会長)の話をすると興味を持ってもらえました。どのメディアも反応が共通していました。そのことから、社長(現会長)を全面的に押していくことからスタートしようと考えました。

 

井上 社長の魅力、エピソードが豊富にあるからこそできたことですよね。そこは他社が御社の真似をしても、多分、できないことだと思います。

 

中嶋 トップを全面的に出す、アイリスオーヤマ=大山健太郎をまず知ってもらうことが、認知を高めるには効果的だと考えました。広報のことは分かりませんでしたが、トップの顔を見せるべきだと考えました。大山健太郎にはストーリーがあります。社員である私が見ても面白い経歴です。そのストーリー性を、全面的に押し出すことを戦略としました。

 

井上 そのことで、僕らが大山会長を知るようになったということですね。

 

中嶋 会長は唯一無二の存在だと考えました。取材も積極的に受けるようにしました。

 

井上 素晴らしいです。広報として、こうしたことで一歩進んだ、変わったというエピソードを教えてください。

 

中嶋 日経新聞には記事を掲載していただかなければならないという課題感がありました。編集部に電話をしてもスルーされてし...

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プロフィール

  • 中嶋 宏昭氏

    中嶋 宏昭氏

    アイリスオーヤマ株式会社 広報室 室長

    2003年アイリスオーヤマ入社。 営業、マーケティング部、購買部を経て、2011年より広報室に異動し、東京分室の立ち上げに従事。現在は、広報・PR、広告・宣伝、ブランディング責任者を務める。

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