TOP 日本全国注目社長! 実現したいのは長期に人材が成長する“手島ユートピア”。 グローバルでサスティナブルな組織を群馬の地で育てていく

2021/11/15

1/1ページ

日本全国注目社長!

第7回

実現したいのは長期に人材が成長する“手島ユートピア”。 グローバルでサスティナブルな組織を群馬の地で育てていく

  • 日本全国注目社長!
  • 手島精管株式会社 代表取締役社長 手島 由紀子氏

 

60秒で簡単無料登録!レギュラーメンバー登録はこちら>>

 

 

大都市のリソースに頼ることなく、生まれ育った故郷や縁あって根付いた土地で会社経営をおこなう企業トップを紹介する「日本全国注目社長!」。今回ご登場いただくのは、ステンレスチューブ製造で国内トップシェア。その技術力の高さが海外からも評価されている手島精管株式会社の代表取締役社長・手島由紀子さんです。

 

たたき上げの職人だった父が群馬県で創業した会社を継ぐことになった、5人姉妹の長女。手島さんのこれまでの軌跡は、昭和時代からの古い考えや慣習から脱却し、いかに変化を受け入れて成長するのか?という、現代日本を象徴するような課題との戦いでした。
ふるさとを拠点にしながらも、常にグローバルな視点、サスティナブルな考え方で、“会社経営のその先”を見据えている手島さんの、経営哲学を存分に語っていただきました。

 

(聞き手/井上和幸)

留学先のボストンで見つけた自身が目指すべき働き方

父が中学校を卒業してから奉公した親方から独立し、1970年に立ち上げた会社。それが手島精管株式会社です。

 

父から直接、会社を継ぐように言われたことはありません。ただ、5人姉妹の長女でもあり、周囲からは、「“ゆっこちゃん”が会社を継ぐんだよね」とたびたび言われていました。私としては、子ども心にそれがイヤでしょうがなかったのですが(笑)。

 

けれど、23歳でアメリカに語学留学をしたことが、私をビジネスに目覚めさせました。
自分では得意だと思っていた英語を使いたいと、短大卒業後に小さな商社に就職したのですが、実際にお客様と会話をするとほとんど英語が通じない。この体験が衝撃で、「1年だけ語学留学に行かせて欲しい」と、親に頼み込んだのです。

 

父はとても厳しい人だったので、「親を説得して渡米したからには、必ず英語をものにしなければ家に入れてもらえない」と思い込んでいた私。ボストンでは、日本人留学生同士でつるんだりすることは決してせず、他国の学生とのみ交流して毎日英語漬けの生活を送っていました。

 

最初はすべてがカルチャーショックでしたが、次第に友人ができるようになると、彼らが大学で学んでいる、ビジネスやコンピュータサイエンスなどのメジャーに興味がわきます。語学留学で在留している私がこのまま帰国しても、できることは英語だけ。
そこで、私もNortheastern University (ノースイースタン大学)に編入し、「ビジネスの事を学んでから帰国したい」「Co-opというとても充実した有給インターンシップの制度があるんだよ」などと、(父ではなく)母に伝え、先延ばしを繰り返しているうちに、結局7年もボストンに滞在することになりました...

こちらは会員限定記事です。
無料会員登録をしていただくと続きをお読みいただけます。

プロフィール

  • 手島 由紀子氏

    手島精管株式会社 代表取締役社長

    1972年10月28日生まれ。群馬県館林市出身。国内高校、短大卒業。1993年国内商社勤務。1996年に語学留学の為渡米。1年半の語学勉強を経て、1998年NortheasternUniversity,ManagementInformation System Majorに編入。2001年同校COOP実施、2002年卒業、同年、手島精管株式会社入社。アメリカで学んだITとビジネスの知識を生かし、同社の現場改革に着手。2003年経営のデジタル化開始。販売、会計、労務のIT化に着手。2006年ISOQMS取得に伴い、同社のマネジメントシステムを確立。2007年製造現場のIT化の為、生産管理システムNEXT制作プロジェクト発足。2008年再度渡米、Hult InternationalBusiness School, MBA入学、2009年卒業。同年、Boston, MA, USAにTeshimaInternationalCorporationを設立し、グローバルマーケティング事業開始。2010年帰国。2011年専務取締役に就任。2011年新工場設立プロジェクト着手。2013年新工場竣工、同年5月移転。2014年代表取締役就任。2016年ISOEMS取得。2017年地域未来けん引企業に認定。2019年群馬県総合計画策定有識者メンバーとして選定。2021年群馬ビジネスプラクティスで紹介。2021年内、WSJ掲載予定。2022年幻冬舎にて出版予定。