TOP 私が経営者になった日 【ドムドムフードサービス 藤崎社長】企業から請われた50歳、 会社を良くしたい一念で 10ヵ月で社長になる。(Vol.2)

2021/10/25

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私が経営者になった日

第71回

【ドムドムフードサービス 藤崎社長】企業から請われた50歳、 会社を良くしたい一念で 10ヵ月で社長になる。(Vol.2)

  • 経営
  • キャリア
  • 経営者インタビュー
  • 株式会社ドムドムフードサービス 代表取締役社長  藤﨑 忍氏

 

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社長に任命された日=経営者になった日ではありません。経営者がご自身で「経営者」になったと感じたのは、どんな決断、あるいは経験をした時なのか。何に動かされ、自分が経営者であるという自覚や自信を持ったのでしょうか。

 

1970年に日本で最初のハンバーガーチェーンとして誕生した「ドムドムハンバーガー」。1990年代には全国で400近い店舗を誇りましたが、その後、親会社の不振もあり30数店舗にまで激減。厳しい状況が続く中、2017年に入社9カ月・51歳で社長に抜擢就任後、さまざまな試みで2021年3月期には黒字化を果たした立役者の株式会社ドムドムフードサービス 代表取締役社長 藤崎忍氏に3回にわたってお話をうかがいました。

 

(第1回はこちら

女将からメニュー開発担当へのスカウト

居酒屋そらきは、料理の美味しさ、接客で評判になり、予約をしないとなかなか入れないほどの人気店になった。

 

「おかげさまで本当に順調で、すぐに2店舗目もオープンとなりました。中心となったスタッフは109でアルバイトをしていた10代からずっと私と一緒にいてくれた子です。売り上げを伸ばすことはもちろん重要ですが、109の仕事でも心掛けていた“お客様が求めているものは何なのか”“私たちのサービスでどんな気持ちになるのか”を常に考えながら、店を切り盛りしていました。」

 

そんなとき、よく来てくれていたお客さまのひとりから思いも掛けない誘いを受けた。
ドムドムのメニュー開発を手伝ってもらえないかという誘いだ。

 

「当時50歳だったんですが、すごく嬉しかったです。居酒屋のおばさんを企業が誘ってくれるなんて、あんまりないと思って。企業再生の会社であるレンブラント・インベストメントが初めて外食の再生をする。そこに居酒屋のおばさんを誘ってくださるって結構チャレンジングだと思いました。その経営陣の勇気とか、そういったものに感銘を受けて、チャレンジすることにしました。」

 

店は、思い切って109から一緒にやってきたスタッフの彼女に任せることにした。
「10年以上一緒でしたから お互いに新しフェーズに入るには、ちょうど良いタイミングかなというふうに思って。今は全て彼女に委ねていますけれども」

すぐに正社員に登用、悶々とする日々

レンブラント・インベストメントが藤崎氏に声をかけた理由についてはどう考えているのだろうか。

 

「小さな居酒屋ふたつですけれども、予約を取らなければ入れないような状況になっていて、大衆に好まれる商品が作れるのではということがひとつあったと思います。それから、やはり接客でしょうか。心を尽くす接客。これも予約が取れなくなった要因...

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プロフィール

  • 藤﨑 忍氏

    株式会社ドムドムフードサービス 代表取締役社長 

    1966年7月、東京都墨田区生まれ。 青山学院女子短期大学卒業後に区議会議員の男性と結婚。主婦として子育てなどに奔走していたが、39歳の時に夫が落選し病に倒れ、商業施設「渋谷109」のブティック(株式会社ブティックヤマトヤ「MANA」店長に。 若いスタッフと共に働き新しい価値観を見出す。その結果年商を倍に躍進させる。5年間働いた後、2011年から東京・新橋に居酒屋「そらき」を開店し、翌年には2軒目「SoRa-ki:T」を出店。2017年に再生事業を行う(株)レンブラントインベストメント入社。併せて(株)ドムドムフードサービス出向。ドムドムハンバーガーの新商品開発担当、新店店長、東日本地区スーパーバイザーを務める。2018年8月にドムドムフードサービス代表取締役社長に就任。