TOP 成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」 新規事業の「リアルな勝負所」を体感的に理解できる!/『超入門 ストーリーでわかる「起業の科学」』

2021/10/13

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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」

第147回

新規事業の「リアルな勝負所」を体感的に理解できる!/『超入門 ストーリーでわかる「起業の科学」』

  • ビジネススキル
  • 組織
  • 経営
  • 朝日新聞出版 書籍編集部 喜多 豊氏

 

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成功する経営者は皆、多読家。成功している経営者が注目している、読んでいる書籍をご紹介してまいります。
今回は、『超入門 ストーリーでわかる「起業の科学」 』。本書の編集を手掛けられた、朝日新聞出版の喜多豊氏に見どころを伺いました。

 

「新規事業を生み出す必要に迫られている。しかし、何から手を付けていいのかわからない……」

 

本書の主人公・山田創太郎は、まさにそんな悩みを抱えたビジネスパーソンでした。彼が最初に発案した新商品は、発売から3カ月後、そのほとんどが売れ残り、いきなり行き詰まります。ただし、本当の挑戦はそこからでした。

 

本書の著者は、「前向きな失敗から『学習』することが重要」と強調します。

 

たとえば山田は、顧客ヒアリングの際に、自分のアイデアを認めてほしいという思いが強いあまり、無意識に「Yes」という回答を引き出すための説明と質問を顧客に対してしてしまいます。その結果、顧客が欲しがらないものを製品化。しかしその後、ヒアリング方法を改善することで、本当に解決すべき顧客課題へと迫っていきます。

 

そのようして山田は、失敗をくり返しながらも、致命的な損失を回避し、いくつもの『前向きな失敗からの学習』を得ることで、ついには「ユーザーが本当に欲しがるものを作れている状態(PMF)」にたどり着きます。その先に待っていたのは、事業拡大のための予算確保という、嬉しい課題でした。

 

山田がたどる新規事業の典型的な「七転び八起き」のストーリーの中には、57の「新規事業でハマりやすいワナ」が散りばめられています。それらから得られるヒントこそが、「前向きな失敗からの学習」にほかなりません。

 

新規事業と既存事業とでは、事業に臨む際のそもそもの発想の起点が異なる。そのことが、本書を読んでいただければ、体感的にご理解いただけるのではないでしょうか。

 

過去の成功体験が新たな挑戦の足かせになるとは、これまでもよく言われてきたことではありますが、山田たちも既存の発想の枠からなかなか抜け出せずに悪戦苦闘します。抽象的な解説だけでは到底理解できない、新規事業の「リアルな勝負所」をストーリー形式でお伝えしていますので、ぜひ新規事業の成功に向けた挑戦にお役立てください。

 

超入門 ストーリーでわかる「起業の科学」 

 

著者:田所 雅之
出版社:朝日新聞出版
価格:1,870(税込)

 

■本書の構成
第1章 山田さん、初めての「新規事業」で失敗する
第2章 山田さん、「勝負する市場」を再検討する
第3章 山田さん、再び「顧客不在」のまま突っ走る
第4章 山田さん、「仮説検証」の方法を学ぶ
第5章 山田さん、「初めての顧客」に出会う
第6章 山田さん、「事業の持続可能性」を検証する
第7章 山田さん、ついに「課題解決策」を見つける
第8章 山田さん、「事業計画」を立てる

 

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プロフィール

  • 喜多 豊氏

    朝日新聞出版 書籍編集部

    青春出版社(BIG tomorrow編集部)や同文舘出版などを経て、2009年より現職。ビジネス書を中心に、『世界最高のチーム』『ニトリ 成功の5原則』『僕が大切にしてきた仕事の超基本50』『いまこそ「社会主義」』『底辺への競争』などを手掛ける。