TOP 【プロ経営者の条件】石原 誠氏  キーエンスで製造業向けデータベースサイト「イプロス」を立ち上げる。【前編】

2021/10/04

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【プロ経営者の条件】石原 誠氏 

第1回

キーエンスで製造業向けデータベースサイト「イプロス」を立ち上げる。【前編】

  • 経営者インタビュー
  • プロ経営者の条件
  • 経営
  • キャリア
  • 株式会社アペルザ 代表取締役社長 兼 CEO 石原 誠氏

 

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さまざまな企業経営に携わってきたプロ経営者には、その経験に裏打ちされた確固とした信念がある。同時に、それぞれの企業に適応した経営を行ってきた柔軟性もある。その存在は激変する現在の日本のビジネス界において、貴重なものとなっている。

 

プロ経営者のプロたるゆえんを、実際に活躍中のプロ経営者の話から解き明かしていく「プロ経営者の条件」。今回は、株式会社アペルザ 代表取締役社長兼CEOの石原誠氏をゲストにお迎えした。石原さんはキーエンスに新卒で入社し、製造業向けデータベースサイト「iPROS(イプロス)」の立ち上げに参画。執行役員として「サービス開発」「メディア運営」「経営企画」を担当した。キーエンス退職後の2014年3月には、教育系スタートアップである株式会社ポリグロッツを起業。英語学習者向けiPhoneアプリをリリースし、2014年のAppleベストアプリに選出された。その後、株式会社クルーズを創業し、2016年7月の経営統合を期に株式会社アペルザの代表取締役社長に就任。製造業の支援業務を行っている。これまでの歩みとアペルザの今後について、お話をうかがった。

  (聞き手:井上和幸)

聞いたこともなかったキーエンスに父親の勧めで入社

井上 石原さんは新卒でキーエンスに入社されましたが、入社の動機は何だったのでしょうか。

 

石原 実はキーエンスに入社するつもりは、まったくなかったんです。私は出身が愛知県で、父がアイシン精機に勤務していました。周辺には比較的大きな会社が多く、私もそれに影響されて大手企業を志望していたのです。就職氷河期でしたが、幸いにもNTTやJTBなどから内定をいただいていたので、その中から決めようと考えていました。

ところが、父が「面白い会社が3つあるから受けてみたらどうだ」と勧めてきました。そのうちの1社がキーエンスでした。私は「そんな小さな会社聞いたこともないので、気が乗らない」と答えましたが、父は「必ず伸びる会社だ」と断言しました。そこでエントリーしてみたところ、運よく高倍率の関門を突破することができ、会社のことを知れば知るほど興味が湧いてきたのです。加えて、お会いした社員の方のモチベーションが高く前のめりだったので、「これは若くして活躍できる会社に違いない」と考え、急速にキーエンスに気持ちが傾いていきました。

 

井上 お父さまは先見の明があったんですね。ちなみに他の2社は?

 

石原 アドバンテストとロームです。3社ともその後大きく成長していますから、父の目は確かだったんですね。

 

井上 キーエンスで最初の仕事...

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プロフィール

  • 石原 誠氏

    株式会社アペルザ 代表取締役社長 兼 CEO

    新卒で株式会社キーエンスに入社。コンサルティング営業に従事した後、2001年より社内ベンチャープロジェクトとして、キーエンス初のインターネット事業『iPROS(イプロス)』の立ち上げに参画。執行役員として経営に携わり、サービス開発、メディア運営、経営企画を担当。 2014年にキーエンスを退職後、教育系(EdTech)スタートアップを創業。英語学習者向けiPhoneアプリをリリースし、2014年のAppleベストアプリに選出される。その後、複数のスタートアップ経営経験を経て、2016年7月に株式会社アペルザを創業し、代表取締役社長兼CEOに就任する。

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