TOP イマ、ココ、注目社長! 経営者には100%の思い込みが必要。夢を提供し続けることが役割。 【後編】

2021/10/05

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イマ、ココ、注目社長!

第178回

経営者には100%の思い込みが必要。夢を提供し続けることが役割。 【後編】

  • 経営者インタビュー
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  • 株式会社ネストエッグ 代表取締役社長 田村 栄仁氏

 

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「人々の生活に寄り添う新しい金融サービスを提供し、 人生に躍動、自由、豊かさを提供する」を経営理念に掲げる株式会社ネストエッグ。「アプリで貯金をもっと楽しく、カンタンに」をスローガンとした、日本初の銀行口座と連動した自動貯金サービス「finbee(フィンビー)」を2016年12月26日、住信SBIネット銀行様との連携でサービスローンチ。2021年4月には、累計貯金額200億円を突破するほど急成長を遂げている。代表取締役社長の田村栄仁氏に伺った。

 

(前編はこちら

(聞き手/井上和幸)

 

お金を貯めることを目標とするのは違う

──御社を立ち上げたのは、もともとのお考えだったのですか?

 

田村 ビットキャッシュの代表を退任したきっかけが、ライブドアからアドバンテッジパートナーズに資本が移り、さらにもう1回、韓国系のファンドに移ったんです。韓国系のファンドの傘下になったことで、私は半年で追い出されました。

 

──なんと…そうだったのですね。

 

田村 最後の最後は、100%雇われ社長。オーナーといろんなことで揉めました。自分の意思や考えを通そうと思うと、やはりオーナーシップがないと形式的にも何もできない。限界感を身をもって突きつけられました。本当に自分のやりたいことをやるんだったら、形式論かもしれませんが、ある程度はオーナーシップを持たないと良い意味でも悪い意味でも何もできないと分かったので、いつか、自分のやりたいことが固まったタイミングでは、オーナーシップを持った形で事業をやりたいという想いがありました。それが結果的に起業という形になったと思います。

 

──濃いご経験ですよね、三和銀行を出られてからここに至るまで。

 

田村 振り返ってみると、そうですね。当時はそのように思っていませんでした。半分流されるまま、「たまたま」のタイミングでお声掛けを頂くことがあり、それを選択してきたら今に至った。今の会社を立ち上げたのはもちろん自分の意思が強いですが、インドネシアに行くまでくらいは、たまたまが大きいです。

 

──その後、どうなったのですか?

 

田村 2006、7年くらいに、ライブドアの銀行設立チームで、私ともう一人、三和銀行の先輩がやっていたのですが、事件が起きて頓挫しました。20名くらいチームがいたので、「どうする?」と話をしてたとき、たまたまイオンから、「実は銀行を作るんだけど」という話が来て、先輩を含むチームの大半はイオン銀行の設立チームに移りました。私はそのとき、もう...

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プロフィール

  • 田村 栄仁氏

    株式会社ネストエッグ 代表取締役社長

    東京大学工学部卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ 銀行)入行。7年半の銀行業務を経てライブドアに入社。 Webコンサルティング、オンライン証券の立ち上げ、西京銀行とのインターネット専業銀行設立プロジェクトなどに従事した後、2005年11月にプリペイド型電子マネー「BitCash」のビットキャッシュ代表に就任。カタログ通販のセシール社財務担当執行役員、ライブドアコモディティ取締役なども兼務。2010年5月に退任後、ソフトバンクペイメントサービス顧問などを経て、2011年にコンサルティング会社を設立。大手コンビニエンスストア子会社のサービス部門海外展開支援、大手ネット企業のペイメント事業の立上げ支援やM&A支援を行う。2015年には、インドネシアのローカル銀行であるPTBank Mutiara Tbk.のIT担当Managing Directorとしてジャカルタ勤務。コアバンキングシステムの更改業務やインターネットバンキングサービス立ち上げなどに従事。帰国後、2016年4月にインフキュリオン社と共同でネストエッグ社を創業、代表取締役に就任。