TOP イマ、ココ、注目社長! 私利私欲ではなく、世の中のために命を燃やしたい。【前編】

2021/09/22

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イマ、ココ、注目社長!

第172回

私利私欲ではなく、世の中のために命を燃やしたい。【前編】

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GLUGは、デリバリー事業や福祉事業を展開するコンサルティング会社。全国展開している「やどかり弁当」「はぐくみ弁当」が好評で、今、成長しているベンチャーのひとつです。また、企業家輩出COMPANYとして、企業家の育成も行っていいます。代表取締役の佐藤洋平氏に伺いました。

(聞き手/井上和幸

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──まず、創業に至る経過からお伺いしたいと思います。

佐藤さんはもともと、ベンチャー・リンク(現・C&I Holdings)にいらっしゃった。入社された動機は何だったのですか?

 

佐藤 ベンチャー・リンクは数多くの社長を輩出していると知ったからです。実は、学生のときから社長をやりたいと思っていました。就活では「社長になりたいんです」と言うと、「すぐに辞めるの?」とネガティブに捉えられることが多かったのですが、ベンチャー・リンクはとてもポジティブに受け入れてくれました。

印象深かったのは、「3年で辞める」と話をすると、ベンチャー・リンクの当時の常務が、「じゃあ、佐藤君とは勝負だね」と。「佐藤君が辞めなくても、今のベンチャー・リンク内や、グループで佐藤君がやりたいことを実現していくのが僕の仕事。そこで働くか、辞めるか、勝負だね」というようなことを言っていただいたことです。そういった経緯から入社しました。

 

──さすがベンチャー・リンクですね、佐藤さんとしては別に隠すこともなく、というのも変ですが、自分は社長になると公言し、そのための第一歩として入社を考えていますとお話をされた、ということですね。

 

佐藤 そうです。就活だからと自分の気持ちを隠し、それっぽい志望動機を言っても、嘘をついているじゃないですけど、本当の自分をPRできていない、という違和感があったんです。なので就活の途中から、正直に全部言おうと思いました。

 

──実際に入られてみてどうでしたか?

 

佐藤 とてもいい会社でした。もちろん、社員みんなが起業家マインドを持っている、というわけではなく、公務員のような先輩もいました。でも、私には会社の風土は合っていましたね。

 

──ベンチャー・リンクのビジネスを、就職された当時、どう思われましたか?

 

佐藤 私は「社長になりたい」と言いながら、具体的に何をやりたいとは、なかなか決められなかったのです。

ベンチャー・リンクは、外食やフィットネス、教育など、多分野において、フランチャイズ展開をしており、中小企業の経営者のクライアントが多かった。そのことから私に...

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プロフィール

  • 佐藤 洋平氏

    佐藤 洋平氏

    株式会社GLUG 代表取締役

    1982年生まれ。仙台市出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、東証一部コンサルティング会社に入社。2009年に株式会社GLUGを設立。飲食店の空き時間を有効利用したデリバリーサービス「やどかり弁当」をリリース。日本の飲食店の海外出店サポートにも携わり、自身でもバンコクにて「鳥屋花」を出店する。外食FCの開発や出店サポート、また飲食店向けサービスの拡大にも尽力し2017年飲食店向け情報メディア「EATAS」をリリース。飲食店従事者と飲食店向けサービスのマッチングを促進させる。その後福祉業界に進出し、2018年には就労継続支援A型とデリバリーを掛け合わせた「はぐくみ弁当」、また就労継続支援のコンサルティングサービス「はぐポート」、障がい者向けグループホーム事業「はぐくみ住まい」をスタート。2020年にはヴァーチャルレストランFCの「人は唐揚げに熱狂する」を展開し、2021年高齢者向けデリバリーサービス「ファミリーデリ」をスタート。飲食・福祉業界に次々と新サービスを展開中。

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