TOP 【プロ経営者の条件】新井 健資氏 中古再生住宅のトップから、日本で一番安くて品質の良い住宅をつくり販売する会社へ。(Vol.3)

2021/09/07

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第3回

中古再生住宅のトップから、日本で一番安くて品質の良い住宅をつくり販売する会社へ。(Vol.3)

  • 経営者インタビュー
  • プロ経営者の条件
  • 経営
  • キャリア
  • 株式会社カチタス 代表取締役社長 新井 健資氏

 

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経営のプロフェッショナルとして、社外から招聘されて経営にあたるプロ経営者。彼らが持つ高いマネジメントスキルや豊富な経営経験、独自の思考法は、多くの企業に刺激を与え、経営を活性化している。激変する日本のビジネス環境の中で、その存在はますます大きな注目を集めている。

 

プロ経営者のプロたるゆえんを、実際に活躍中のプロ経営者の話から解き明かしていく「プロ経営者の条件」。今回は、株式会社カチタス 代表取締役社長の新井健資(かつとし)氏をゲストにお迎えした。新井さんは政治家になる夢を抱き、銀行退職後に28歳の若さで都議会議員選挙に出馬したものの落選。その後、ベイン・アンド・カンパニーに入社しコンサルタントとして従事した後、コロンビア大学ビジネススクールでMBAを取得した。帰国後にはリクルートで住宅関連事業を担い、新規事業部門ゼネラルマネジャー、営業部長等を歴任。その後、やすらぎ(現 カチタス)の経営再建を託され、代表取締役社長に就任した。それ以来、同社は順調に業績を伸ばし、東京証券取引所第一部に上場を果たした。東大応援部で鍛えた精神力と熱い心で経営の指揮をとる新井氏に、3回にわたってお話をうかがった。

(聞き手:井上和幸)

商品と人材、仕入れをポイントに経営を改革

井上 やすらぎはAPがファンドとして入っている中で、そちらからの要望もあったと思いますが、経営についてはどのように考えていましたか。

 

新井 やすらぎは仕入れルートのメインが競売でした。ここは盤石なので、この上にさらにアドオンして成長戦略を描いて欲しいというのが、私に課せられたミッションでした。ところが、実際に経営に携わってみると、競売が非常に苦しいという声が現場から上がっていて、去年は500万円で落札できたものが600~700万円でないと落札できないという状況でした。APもファンドとして事前に調べてはいましたが、このままいくとどんどん利益が下がっていって、見立てとは少し違う形になるのではないかと思いました。

 

井上 それに対して、どんな打ち手を用意して取り組まれたのでしょうか。

 

新井 ポイントは商品ですね。会社が悪くなる典型的な事例で、売り上げが落ちる、利益が落ちる、コスト削減だとなると、リフォームは少し削ろうということになって、中途半端な商品ができてしまいます。その結果、魅力に欠ける商品になり、さらに利益が出なくなり、負のスパイラルに入っていってしまいます。そうならないために、良い商品をつくろう、お客さまに価値のある商品を提供しようと考えました。当社は幸いにしてファンドがついているので資金ありま...

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プロフィール

  • 新井 健資氏

    株式会社カチタス 代表取締役社長

    1993年4月 株式会社三和銀行(現 株式会社三菱UFJ銀行) 入行 1997年9月 衆議院議員古川元久事務所秘書 1999年2月 ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インク 入社 2004年8月 株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス) 入社 2012年6月 株式会社やすらぎ(現 株式会社カチタス) 入社 代表取締役社長 (現任) 2016年3月 株式会社リプライス 代表取締役会長 2017年3月 株式会社リプライス 代表取締役社長 (現任)