TOP とことん観察マーケティング セカンドキャリアではなくネクストステップだ!

2021/09/01

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第57回

セカンドキャリアではなくネクストステップだ!

  • 経営
  • マネジメント
  • 有限会社オフィスフレンジー 代表 野林 徳行氏

野林徳行です。「KEIEISHA TERRACE」にてマーケティングコラムの連載をさせていただいております。

 

57回目のコラムです。『カスタマーを知る』ことの大切さを毎回書かせていただいています。多くの企業では、『カスタマーを知る』ことが大事と言いながら、足元の数字を優先してしまいがちです。足元はもちろん大事ですが、カスタマーを知ることで既存事業のPDCAは回りやすくなり、新規事業の立ち上がりは早くなります。または修正が小さくなります。今回は、最近顧問を引き受けた一般社団法人アスリートオーナー、株式会社ニューネックスのポリシーをご紹介します。

 

藤光謙司氏が引退を発表した

世界選手権男子400メートルリレー銅メダリストの藤光謙司氏が、先日現役引退を発表しました。

「約22年間続けてきた陸上選手としての競技活動に区切りをつけることに致しました。東京オリンピック出場に向けて日々トレーニングを行ってきましたが、出場は叶いませんでした。叱咤激励し、挑戦を応援し続けて支えてくださり本当にありがとうございました」とコメントしました。200メートルでは日本歴代4位となる20秒13の自己ベストを持ち、2016年リオデジャネイロオリンピックに出場。4度目の出場となった2017年の世界選手権では、400メートルリレーの決勝で銅メダルに貢献しました。近年では、美容やファッションなどの分野にも進出し、フジテレビ系「逃走中」に出演するなど、競技以外にも幅広く活動してきました。2018年には株式会社ニューネックスの社長を務めています。

 

藤光謙司氏がやりたいこと

オリンピック競技は、野球・サッカー・卓球などプロリーグがあり人気スポーツもたくさん存在している一方、多くのマイナースポーツも存在しています。先般の東京オリンピックではそうしたスポーツで闘うアスリートからもたくさんの感動をいただきました。4年に1回のオリンピック出場に賭けて頑張ってきたアスリート。さらに次の大会を目指す方もいれば、ここを区切りとして引退される方もいます。一部のスポーツでは、道具や遠征費などを工面すべく、スポンサーを見つけたりクラウドファンディングで調達しながらなんとか大会に出て、オリンピックや世界選手権のような大きい大会の出場を狙っています。アスリートを続けることは大変なことです。世界のオリンピアンは、金メダルを取れば一生暮らしていけるご褒美が国から出ることもあります。それに比べると、日本の多くのスポーツは金メダルを取ってもほとんど本人の収入にはならないケースが多いです。したがってスポンサーが大事なのですが、多くの企業スポーツチームは廃部になったり、スポンサードの予算が削減されたりすることが多くなりました。大手企業名門チームの廃部などの悔しいニュースも散見されます。野球と並び、Jリーグ、Bリーグなどはまだうまくいっている方でしょう。私が...

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プロフィール

  • 野林 徳行氏

    有限会社オフィスフレンジー 代表

    1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1987年リクルート入社。経営企画、事業戦略、商品企画、プロモーションプランニングなどを担当し、カスタマーを知ることに徹底的にこだわった行動で各事業の業績向上に寄与。ブックオフコーポレーションへの出向を経て、2003年ローソン入社。執行役員としてマーケティング、エンタテイメント、商品開発を担当し、数々のヒット企画を生み出した。2010年ローソンエンターメディア代表取締役社長に就任。2012年レッグス入社。CMOとしてキャラクターを活用した販売促進を強化。2016年FiNC CMO就任。人工知能を活用したヘルスケアアプリのマーケティングを推進。現在はブックオフコーポレーション取締役、高木学園マーケティング講師、NewsTV取締役など。著書「とことん観察マーケティング」をベースにした講演・研修を実施中。