TOP 広報担当を置かない企業は生き残れない 広報担当を置かない企業は生き残れない(Vol.2)

2021/09/02

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第2回

広報担当を置かない企業は生き残れない(Vol.2)

  • 経営者インタビュー
  • スペシャル対談
  • 山見インテグレーター株式会社 代表取締役 広報PR・危機対応コンサルタント 山見 博康氏
  • 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO 井上 和幸

 

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「経営者を語る」――今回のゲストは山見インテグレーター株式会社 代表取締役の山見博康さんです。山見さんは1945年、福岡県飯塚市の生まれ。九州大学経済学部を卒業後、株式会社神戸製鋼所に入社。人事部、鉄鋼販売部及び輸出部、カタール製鉄建設プロジェクトに従事しドーハ駐在を経て、1979年から一貫して広報に携わるようになりました。その後、日豪政府協力事業褐炭液化プロジェクトやドイツ・デュッセルドルフ事務所長、スーパーカー商業化プロジェクト、経営コンサルティング会社を経て、2002年に独立。現在は豊富な経験を許に、企業の広報PR・危機対応コンサルタントとして活躍されています。

今回の対談では、「企業広報の現状や課題」などについて、弊社代表取締役社長・CEO井上和幸と語り合っていただきました(全4回)。

 

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世間の常識と、経営者が考える常識にズレがあるからおかしくなる

井上 「広報は、メディアに売り込んで、何であっても自社に関連することが露出できれば評価される」と考えている広報担当が少なくないと思うんです。それはいいことなんだけれど、その前に、<知ってもらうべき商品や社員、会社は何なのか、そこにどんな価値があるのか>を考えないとダメだと思います。

 

山見 そうです。社員研修を行い、日々の仕事を通じて自覚を促す。そういうことをすることで「3つの品」が上がっていきます。

よいスパイラル循環にしていかなければいけません。

ある会社がテレビの『カンブリア宮殿』に出ることになりました。社長は「社員に伝えると士気が上がり売上げも上がる!」と喜んだのですが、私は「今は綱紀粛正のとき。社員にはむしろ浮かれずに自覚を促し自制させ、眼前のお客様対応をしっかりさせなさい」と提言しました。社員に「テレビで取り上げられる会社の社員」という誇りと自律心を持たせる。そこから社員研修を強化する。すると社員の背筋も伸びます。社長がテレビに出たことにより、ひとりひとりが自覚を持つように促したことで上手くいっています。

 

井上 そのことを重要だと思わなければ、事業の運営がしっかりすることはないと思います。

 

山見 ベンチャーや中小企業であっても、私の考える広報の思想を経営者が理解していれば、間違えることはありません。

「3つの品」は「社員の品性」が先になければなりません。商品から品が生まれるわけでありません。社会に役立つものを作ろう、あるいは人々が困っていることを解決しようとする強い信念を持った人が、良い品質の商品を作るんです。

そのためにひとりでも多くの社員に自社の...

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プロフィール

  • 山見 博康氏

    山見インテグレーター株式会社 代表取締役 広報PR・危機対応コンサルタント

    1945年福岡県出身/九州大学卒業 神戸製鋼所入社。人事、鉄鋼営業・輸出、カタール駐在後、79年秘書室広報係長以降一貫して広報に携わる。81年広報課長。豪州駐在を経て91年広報部長、デュッセルドルフ事務所長を歴任。97年スーパーカー商業化ベンチャー企業及び経営コンサル会社に転身。02年山見インテグレーター(株)設立。米ダートマス大学経営大学院マネジメントプログラム修了。3か国10年の海外駐在、50か国訪問による豊富な国際的実務経験を基に多くの大小企業の広報・危機対応に関する臨機応変のコンサルティングを行う。図解での解りやすい講義と演習を交えた実践的セミナーにも定評あり。 主な公職:企業価値協会理事。グローバル・リーダーシップ・コーチング協会特別パートナー。日本バスケットボール協会元裁定委員長。全日本柔道連盟元広報アドバイザー。 著書 ・『新版広報・PRの基本』 ・『すぐよくわかる絵解き広報』 ・『企業不祥事・危機対応広報完全マニュアル』 ・『だから嫌われる』 他多数

  • 井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1989年早稲田大学政治経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。人材開発部、広報室、学び事業部企画室・インターネット推進室を経て、2000年に人材コンサルティング会社に転職、取締役就任。2004年より株式会社リクルート・エックス。エグゼクティブコンサルタント、事業企画室長を経て、マネージングディレクターに就任。 2010年2月に株式会社 経営者JPを設立、代表取締役社長・CEOに就任。経営者の人材・組織戦略顧問を務める。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供している。人材コンサルタントとして「経営者力」「リーダーシップ力」「キャリア力」「転職力」を劇的に高める【成功方程式】の追究と伝道をライフワークとする。 自ら2万名超の経営者・経営幹部と対面してきた実績・実体験を持つ。