TOP イマ、ココ、注目社長! 夢を描き、夢を共有できないと、ビジネスは面白くない。【前編】

2021/08/11

1/1ページ

第163回

夢を描き、夢を共有できないと、ビジネスは面白くない。【前編】

  • 経営者インタビュー
  • 経営
  • 組織
  • 注目企業
  • ソースネクスト株式会社 代表取締役会長 兼CEO 松田憲幸氏

 

60秒で簡単無料登録!レギュラーメンバー登録はこちら >

 

 

ソースネクストは1996年の設立。ハードディスクの加速ユーティリティソフト『驚速95』や、タイピングソフト『特打』などの、ユニークなソフトウェアで成長してきた企業だ。そして2017年、初のIoT製品であるAI通訳機『POCKETALK(ポケトーク)』をリリース。翻訳精度の高さから一気に注目を浴びる。
代表取締役会長 兼 CEO(最高経営責任者)の松田憲幸氏に話を伺った。

(聞き手/井上和幸

サクセスストーリーに憧れた

──昔から御社のソフトウェアにはお世話になっています。『特打』でタイピングの練習をさせていただいた思い出があります。

 

松田 ありがとうございます。

 

──起業されることは、大学時代からお考えだったのですか?

 

松田 全くなかったです。起業したいとも思わなかったですし、起業家に憧れたこともなかったです。

 

──1989年に大阪府立大学工学部数理工学科を卒業され、IBM(日本アイ・ビー・エム)に入社されている。これはどんな選択だったのでしょうか?

 

松田 コンピューターが好きだった、というのがいちばん大きな理由です。
IBMかNECかで悩んだのですが、海外で仕事をしたかったので、「どちらが海外で働ける確率が高いか?」と考えてIBMを選択しました。この2社しか考えていませんでした。

 

──IBMさんはいまもですが、当時は他にない、ミッション、ビジョンが明確なエクセレントカンパニーとして就職先ランキングも常に上位でした。ご自身も素晴らしい会社だという認識はあったのですか?

 

松田 はい、素晴らしい企業だと思っていました。

 

──なるほど。松田さんは英語もお好きだったのだとか。

 

松田 好きだったということでもないのですが、街を歩いていて英会話学校の勧誘に捕まったことをきっかけに英語を話せるようになりたいと思ったことと、映画が好きだったので、「映画の登場人物のように、世界を股にかけて働く人になりたい」と思っていました。

 

──それで、マイケル・J・フォックス主演の映画『摩天楼はバラ色に』がお好きなんですね。僕もかっこいいなと思っていました。

 

松田 『摩天楼はバラ色に』のようなサクセスストーリーにはすごく憧れました。
あの映画にIBMのビルも出てきます。「ニューヨークに行って働けたらいいな」と思っていたら、IBMに入社して2年目に実現し、映画によるイメージ効果はすごいと思いました。

...

こちらは会員限定記事です。
無料会員登録をしていただくと続きをお読みいただけます。

プロフィール

  • 松田憲幸氏

    ソースネクスト株式会社 代表取締役会長 兼CEO

    1965年兵庫県生まれ。大阪府立大学工学部数理工学科を卒業し、同年日本 IBM に入社。1996年8月、ソースネクスト株式会社を創業し、2008 年に東証一部上場。業界常識を打破した更新料 0 円のウイルス対策ソフト「 ZERO ウイルスセキュリティ」はじめ、累計 5000 万本以上のソフトウェアを販売。 2017年12月には通訳機「 POCKETALK (ポケトーク)」を発売し、 IoT 事業にも参入。ポケトークの世界展開とともに、IoT 製品のラインナップの拡充し、2020 年 3 月からテレワーク関連製品も、新たな事業の柱としている。 2021 年 2 月より現職。ソースネクストグループの持続的な成長発展および企業価値向上のために、新代表とともに新経営体制を牽引する。