TOP イマ、ココ、注目社長! 京都から世界へ、宇宙へ。「計る」を突き詰め、新しいAI事業のかたちを創りたい。【後編】

2021/08/20

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第166回

京都から世界へ、宇宙へ。「計る」を突き詰め、新しいAI事業のかたちを創りたい。【後編】

  • 経営者インタビュー
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  • 株式会社HACARUS 代表取締役CEO 藤原 健真氏

 

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独特のカルチャーとエコシステムに魅力を感じ、地元・京都を舞台にAIヘルスケア企業HACARUS(ハカルス)を立ち上げた藤原健真氏。後編では、藤原氏の経営者としての目線を深掘りし、気になる会社の今後の展望について伺いました。

 

どの経営者も、恐らく腐心しているであろう会社の独自性や存在意義の保持。そのために経営者がするべきこととして藤原氏があげたのは、ユニークな事業内容とは対照的とも言えるほど、王道中の王道でした。果たしてその内容とは…?

(前編はこちら

(聞き手/井上和幸

ビジョンやミッションを軽んじていた若き自分に喝!

ーー現在ハカルスさんは、何名ぐらいの組織なのですか?

 

藤原 今はパートタイムも含めて80名の所帯でやっています。

 

ーー組織の構成はどうなっているのでしょう?

 

藤原 多くがAIを作るエンジニアです。とくにAIを作るエンジニアのことを“データサイエンティスト”という呼び方をすることもありますが、それが7、8割を占めています。残りがビジネス開発、営業、管理部門、マーケティング部門、PRといったところです。

 

――企業にとって“人”は大変重要なリソースであり、御社のようなビジネスであるとよりその重要度が高いと思いますが、藤原さんの場合、人を扱う・育てる・フォーメーションするといったことに関して、1社目のときからどのように変化しましたか?

 

藤原 CTO当時も会社の意思決定には関わっていましたが、エンジニアという比較的限られた職種だけを見ていた分、大きな苦労はありませんでした。ただ、20代の子どもが作ったベンチャーながら、鼻息荒く「グローバルだ!」とか言って、開発拠点をインドにおくなどしていましたから、海の向こうのチームをいかにコントロールするかという点ではいい経験ができたと思います。

 

――CEOとなって、ご自身で組織を作っていく経験はいかがでしたか?

 

藤原 そうですね。いかに自分たちの向かっている方向、ビジョンとカルチャーに合う方を見つけてチームを作ることができるかという点が非常に重要であると実感しています。残念ながら合わなかった方には出て行っていただかなければいけませんが、そこには当時も今も苦労しています。

 

ーー既存の記事にも、スキルベース採用からカルチャーフィットする部分や人間的なところ見る採用に変えたと書かれていましたが、やはりスキルベースの採用だけでは、チームの運営がうまくいかなかったなどのご経験があったのでしょうか?

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プロフィール

  • 藤原 健真氏

    株式会社HACARUS 代表取締役CEO

    京都を拠点とするAIスタートアップ「株式会社HACARUS」の代表取締役CEO。 1976年生まれ、滋賀県出身。カリフォルニア州立大学コンピューター科学学部卒業。 学校にクマが出没するような滋賀県の田舎町から、18歳で単身アメリカに渡り進学。帰国後、ソニー・コンピュータエンタテインメントでエンジニアとしてPlayStationの開発に従事した後、数社のテクノロジーベンチャー企業を共同創業。京都を拠点にするハードウェア・IoT特化型グローバルVC「Makers Boot Camp」の共同創業者。 2010年から活動拠点を京都に移し、京都が持つ大学の技術と知財、ライフサイエンス・モノつくりの経験と知見、優秀な日本人学生と留学生、よその真似をしない独自のビジネス価値観、といった強みを再発見する。2014年に株式会社HACARUSを創立。 趣味はアウトドア、山登り、夜に日本酒を飲みながらのシンセサイザーいじりとテクノ音楽制作。尊敬する経営者は任天堂の故岩田さん。