TOP イマ、ココ、注目社長! 人の“時間価値”を高めてライフスタイルを豊かに。ファッションの力を信じて、ワクワクが当たり前の世界を創り出す。

2021/07/02

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イマ、ココ、注目社長!

第153回

人の“時間価値”を高めてライフスタイルを豊かに。ファッションの力を信じて、ワクワクが当たり前の世界を創り出す。

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  • 株式会社エアークローゼット 代表取締役社長 兼 CEO 天沼 聰氏

 

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ユーザー個人のためにプロのスタイリストがセレクトした洋服が自宅に届き、月額制でコーディネートが楽しめる『airCloset』。返却の際はクリーニングをしなくてもOK、気に入ったアイテムは買い取りすることもOKとあって、サービスが登場した際は、多くの女性が「こんなサービスを待っていたの!」と拍手喝采したのではないでしょうか。

 

創業メンバーは、同じコンサルティング・ファームの先輩・後輩関係だったという3人組。オシャレや洋服にこだわりが強かったワケではないと話す彼らが、なぜ“ファッション”分野での起業を志したのか? “サブスク”という言葉が浸透し、追随するサービスも次々に登場するなか、今なお堅調な成長を続ける株式会社エアークローゼットの強さの秘密を、天沼聰社長に伺いました。

 

(聞き手/井上和幸

“楽天”で学んだ、グローバルに通じるゼロからの組織作り

──アビームコンサルティングに10年近く在籍された後、創業直前までは楽天でご活躍されていたと伺っています。この転職にはなにか意味合いがあったのでしょうか?

 

天沼 コンサルタントとして仕事をしていくなかで深く感じていたのは、プロジェクトマネージメント(PM)と組織マネジメントはかなり違うということでした。PMの仕事は、クライアントが我々に与えてくれた期間と、そこにかけられるリソースと予算が決まっていて、出すべきアウトプットもはっきりしています。ですから、「いつまでにこれができれば達成だ」という見通しが立ちますし、物事も比較的シンプルに考えられますよね。

 

かたや組織マネジメントは、明確な答えはない。メンバーの中にはエンジニアリングが好きな人もいれば、デザインが好きな人、戦略を練ることが好きな人もいる。そんな多様な人たちそれぞれに未来があるなかで、どうやって彼らの尊敬を集めながら組織を作っていくのだろうと考えると、想像もつかない。「自分が死んだ後にも続いていく組織作り」なんて、その概念で仕事を考えたことがまずありませんでした。

 

もともと「起業したい」という気持ちはあったのですが、そんなことを漠然と思い始めたときに、三木谷さんか孫さんの組織作りを見てみたいと考えるようになりました。お二人はゼロから組織づくりを行って、楽天もソフトバンクも今やグローバル企業になっています。エージェントをしている知人にその気持ちを伝えたところ、実は楽天が非公開で新しいチームを作るポジションを募集しているという話を聞き…。ですから、楽天には「起業のために自分にとって必要なことを学ぼう」という明確な気持ちを持って移ったということですね。

 

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プロフィール

  • 天沼 聰氏

    株式会社エアークローゼット 代表取締役社長 兼 CEO

    1979年生まれ、千葉県出身。高校時代をアイルランドで過ごし、英ロンドン大学コンピューター情報システム学科卒。2003年アビームコンサルティングに入社し、IT・戦略系のコンサルタントとして約9年間従事。2011年に楽天株式会社に転職し、UI/UXに特化したWebのグローバルマネージャーを務めた後、「ワクワクが空気のようにあたりまえになる世界へ」をビジョンに、2014年7月に株式会社エアークローゼットを設立。日本で初めての普段着に特化した月額制ファッションレンタルサービス『airCloset』を立ち上げ、その後もパーソナルスタイリングを提供するサービスを中心に複数の事業を展開。一般社団法人日本パーソナルスタイリング振興協会 理事、一般社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会 理事、一般社団法人シェアリングエコノミー協会 幹事を務める。