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2021/06/04

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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」

第141回

メンタリストDaiGoが「昔からもっとも重要視している」と語る思考法/『悩む力』

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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」では、成功している経営者が注目している、読んでいる書籍をご紹介してまいります。
今回は、『悩む力』。本書の編集を手掛けられた、きずな出版の小寺裕樹氏に見どころを伺いました。

 

 

「集中力」や「勉強法」など、これまで多岐にわたるジャンルで数多くのベストセラー書籍を出し、さまざまな考え方や知識を動画などでも紹介してきたメンタリストDaiGo氏が、なかでも、もっとも重要視している考え方こそ、本書でご紹介する「クリティカル・シンキング」という考え方です。

「クリティカル・シンキング」とは、あえてひと言で表現すると、すべての物事や情報を鵜吞みせず、「本当にそれでいいのだろうか?他はないのだろうか?」と自問自答する行為と、その考え方のこと。

 

それは自分の「思い込み」に気づかせてくれる、という大きな特徴もあります。

なぜ「思い込み」に気づくことが重要なのか?それは、私たち人間が「思い込み」に弱い生き物だからです。

 

ここで「思い込み」について興味深いクイズがあります。

以下のクイズで、ご自身が“思い込みの罠”に強いかどうか試してみましょう。

 

【問題1】

「清掃人が高い建物の窓を拭いていたところ、20メートルのハシゴから足をすべらせてしまい、コンクリートの歩道に叩きつけられました。しかし、奇跡的に彼はケガひとつ負っていませんでした。なぜでしょうか?」

 

【問題2】

「古代に生まれたもので、いまも使われており、壁の向こう側を透かして見ることができる発明品とはなんでしょうか?」

 

【問題3】

「ある手品師が言います。『このピンポン玉を投げると、ちょっと進んでから自動的にもどってくるんです。もちろん、壁に当てて反動を利用するわけでもなく、坂を転がすわけでもありませんし、なにか糸がつながっているわけでもありません』。手品師はどのようにピンポン玉をもどすのでしょうか?」

 

 

すぐに正しい答えを出せたでしょうか?

 

これらの問題は、心理学の実験で「思い込みのレベル」を判断するために使われるものです。どれも無意識の「思い込み」をかき立てるように設計されており、知性の高さと正答率にはほとんど関係がないことがわかっています。このような“思い込みの罠”から抜け出すには、生まれもった知性ではなく、クリティカル・シンキングこそが必要なのです。

 

 

ちなみに、それぞれの答えは次のとおりです。

 

問題1→「ハシゴの1段目から落ちた」

問題2→「窓」

問題3→「ピンポン玉を上にほうり投げる」

 

※上記クイズのくだりは『悩む力』P.24より抜粋・引用したものです

 

 

では、このクリティカル・シンキングを使うことで、他には具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか...

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プロフィール

  • 小寺 裕樹氏

    小寺 裕樹氏

    きずな出版 編集長

    (株)きずな出版編集長。(株) )KIZUNA CREATIVE取締役。1985年、埼玉県生まれ。大学卒業後、ビジネス系出版社を経て、2014年にきずな出版に入社。2017年で編集長に。メンタリストDaiGo著『悩む力』、累計22万部『やってはいけない勉強法』シリーズ、累計12万部『20代を無難に生きるな』シリーズ、『世界一ワクワクするリーダーの教科書』『セカンドID』など、担当書の発行部数は120万部を超える。DMMオンラインサロンアワード2019で入賞したオンラインサロン「編集者の部屋(旧:小寺メディア戦略室)」のオーナーでもある。

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