TOP 異能の経営者 ~ I know. ~ 【スカイフォール代表 植田益朗氏】今後のテーマは“人に寄り添う”こと。これからの人たちに自分の経験を伝えていきたい(vol.3)

2021/05/27

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第43回

【スカイフォール代表 植田益朗氏】今後のテーマは“人に寄り添う”こと。これからの人たちに自分の経験を伝えていきたい(vol.3)

  • 経営
  • キャリア
  • 経営者インタビュー
  • 株式会社スカイフォール 代表取締役 植田 益朗氏

 

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『機動戦士ガンダム』『シティーハンター』など、数々の名作アニメを世に送り出してきた植田益朗氏の第3回。現在、代表を務める株式会社スカイフォールの立ち上げは2018年。前職アニプレックスの会長職を定年退職後に、自ら興した初めての会社だという。「100歳まで現役」を標榜している植田氏が、スカイフォールで実現したいこととは。アニメーション業界の未来について、果たしていきたいという使命についてもお話しいただいた。

 

(第二回はこちら

 

(聞き手/井上和幸)

「人に寄り添っていきたい」 定年後の自分だからこそ出来る事、業界の未来の為にー三度目の転機

――前回、作品をプロデュースするように会社を経営しているというお話がありましたが、会長職まで務めたアニプレックスは、プロデューサー視点で見るとどんな作品になったと感じていますか?

 

超素晴らしい作品だと思います(笑)会社という作品は、ワンマンではなくいろいろな方と共同プロデュースしていくものです。“アニプレックス”という作品はうまくできた方だと思っていますが、自分が在籍当時に一緒にはたらいていた仲間だけではなく、先達が積み上げてこられたものも大きかった。親会社のSME(ソニー・ミュージックエンタテインメント)の役員のみなさんも、応用力の高い方々でした。アニメは分からないからお任せって感じでしたが(笑)

 

――そして、現在の会社「スカイフォール」の立ち上げとなるわけですが、アニプレックスを退任してから興されたのですよね。経緯としてはどのようなものだったのですか?

 

アニプレックスは定年となって退任しましたが、ぼく自身にはまだまだ現役でやりたい気持ちが強かった。できれば個人単位でのプロデューサー業がやりたかったのですが、まったくの個人でやる大変さはサンライズ退職後の3年間で骨身にしみていました。ですから、会社は構えておいた方がいいだろうということで立ち上げることにしたという経緯です。

 

――ユニークだなと思ったのは、共同創業者が渡辺繁さん。

 

はい。彼は、バンダイグループだったポピーに入社。その後『王立宇宙軍 オネアミスの翼』他数々のヒット作を企画したプロデューサーです。昔から知っている仲間ですが、アニプレックス時代は、彼はバンダイビジュアルにいたのでかつてのライバルとも言えますね。第2回でもお話しましたが、アニプレックスはバンダイビジュアルを目標として、「追いつき、追い抜け」と言っていましたから。

 

ぼくにはすでに現場でのアニメ制作経験もありましたし、アニプレックスは目標通り国内ナンバーワンのビデオメーカーに成長した。退社後「じゃぁ次、何か新しいことはないの?」と考えたとき...

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プロフィール

  • 植田 益朗氏

    株式会社スカイフォール 代表取締役

    1955年、東京生まれ。 『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』『銀河漂流バイファム』『シティハンター』などアニメ業界で数々のヒット作を手がけたアニメプロデューサー。 サンライズ退社後、フリーラナンスを経てアニプレックス立ち上げ時に制作統括として参画。その後A-1 Pictures社長、アニプレックス社長・会長を歴任。現在は株式会社スカイフォール代表取締役。