TOP イマ、ココ、注目社長! 「応援購入」という革命的な商流だからこそ、作り手は尖った企画にチャレンジでき、消費者は新しい体験を享受できる!【前編】

2021/05/19

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第141回

「応援購入」という革命的な商流だからこそ、作り手は尖った企画にチャレンジでき、消費者は新しい体験を享受できる!【前編】

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  • 株式会社マクアケ 代表取締役社長 中山 亮太郎氏

 

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株式会社マクアケは、アタラシイものや体験を応援購入するサービス『Makuake』などを運営する会社だ。クラウドファンディングというと、「善意の募金、共感による支援、資金調達」といったイメージがあるが、同社でも、事業開始当初はそうした言葉の意味に囚われていたため、営業をかけても産業界からの反応は鈍かったという。転機になったのは、一年ほど経った頃に、あるメーカーからもらった一言だった。「これは在庫をつくる前から顧客を獲得できる革命的な商流だ」と聞かされたことで、そこには誰も手を付けていない新しいマーケットがあることに気付いたという。サイバーエージェントの新規事業として同社を立ち上げ、ここまで育ててきた中山亮太郎社長に話をうかがった。

 

(聞き手/井上和幸

「とにかく“事業をつくれる力”を身に付けたかった。」

――中山さんは、学生(慶応義塾大学)のときから起業志向はおありだったのですか。

 

中山 そうですね。社長になること、ないしは、何か面白い事業をつくることをずっと考えていました。

 

――そう考えるようになったきっかけは何でしょう?

 

中山 親も祖父も会社を起こしたことがあり、小さい頃からそういう姿を見ていたからだと思います。

もうひとつは、私が大学生のときに起業家が急に注目を集めていたことです。サイバーエージェントの藤田さん、楽天の三木谷さん、USENの宇野さんなどが現れて、いわゆる「青年実業家」が「ベンチャー企業の社長」という呼び方に変わった頃でした。そうしたことも大きな影響があったと思います。

 

――確かに2000年代はその機運が高かった頃ですね。その中でサイバーエージェントに入ろうと思ったのはなぜですか?

 

中山 大学時代の友人から、「事業をつくれるようになりたいなら、サイバーエージェントを知らないのはモグリだぞ」くらいのことを言われて就職説明会に行ったところ、「この会社しかない」と思いました。

 

――なるほど。それで、そのままサイバーエージェントに新卒採用されるのですから、凄いです!入社してからは社長室に配属され、しばらく藤田晋さんの運転手をされていたとか。

 

中山 朝のお迎え運転手を同期3、4人のローテーションでやっていました。当時はそういう制度というか、仕事があったんですね。新卒が上場企業の社長と1 on 1できるチャンスなんてありませんから、こんなに幸運なことはないと思いました。

 

――社長室時代は、朝の運転手の他にどんな仕事をされていたのでしょう?

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プロフィール

  • 中山 亮太郎氏

    株式会社マクアケ 代表取締役社長

    2006年に株式会社サイバーエージェントに入社後、社長運転手の傍ら新規のオンラインメディアを立ち上げ、その後ベトナムでのベンチャーキャピタル事業を担当。2013年に現在の株式会社マクアケを創業し、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」をリリース。2019年12月には東証マザーズに株式を上場。大企業、中小企業、スタートアップ、個人チームなど、規模を問わず、それらが生み出すアタラシイものや体験を応援購入できる場としてサービスを拡大中。一般社団法人ベンチャー型事業承継の理事として日本全国のアトツギの背中を押す活動も実施。