TOP KEIEISHA TERRACEセミナー  ナレッジライブラリー KEIEISHA TERRACEオンライントークライブ 「経営者のための、自律型人材が育つ組織のつくりかた」【後編】

2021/05/07

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第18回

KEIEISHA TERRACEオンライントークライブ 「経営者のための、自律型人材が育つ組織のつくりかた」【後編】

  • 組織
  • マネジメント
  • ODLab合同会社代表 水迫 洋子氏

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2021年3月11日、KEIEISHA TERRACE オンライントークライブ「経営者のための、自律型人材が育つ組織のつくりかた」が開催されました。講師としてお迎えしたのは、大手企業を中心に自律型組織づくりで実績を残されている水迫洋子氏(ODLab合同会社代表)です。今回は、人材開発と組織開発の二つの軸から、弊社代表取締役CEO 井上和幸と語り合っていただきました。ここでは、その一部を編集してお届けします。(全2回)

 

経営陣とミドルの言動がどれだけ一致しているかが重要になる。

井上 「自律型人材が育つ組織のつくり方」について、ここからはヤマトさんの事例を挙げてご解説いただけるとのことですが。

水迫 その前に、経営の2つの型について少しお話ししたいと思います。図をご覧ください。左側が「枠型のトップダウン経営」です。そして、右側が「軸型の全員経営」なのですが、これらは決して二分割ではないというか、緊急時には左だったり、平時は右だったりすることもあるので、ご自分の組織がどちらかだけであるということはないと思います。

 

ただ、左側だけをやっていると、やはり指示命令で動いていきがちなため、社員が受け身になりがちで、なかなか自律型になりにくいと実感しています。

 

逆に、右側の軸型の経営は何かというと、やはり先ほど申し上げた共通する理念やビジョン、あるいは、ミッションやバリュー、自分たちの大事にする価値、判断軸といったものを全社員が共有しているということです。これをやっていくポイントとしては、やはり経営のチーム化というか、トップの幹部の人たちがどれだけ大事にしたい価値観や判断軸を共有しているかが非常に大事です。

 

トップだけが「こっちだ」と言っても、その下の役員が逆のことをする、例えば、トップが「お客様第一だ」と言ったとしても、もう少し下の現場に近いところで、「とはいえ数字でしょ」というような管理がされていたら、おそらく社員の人は、「ああは言っているけどね」という形になってしまいます。

 

おそらく社員が信じるのは「上が言っていることよりも、上がやっていること」ですから、いかに言動を一致させるということを、役員をはじめ、ミドルも含めてちゃんと共有して体現できるかが重要だと思っています。

 

また、目指すものを共有し、現場が自律的に動くという意味では、「権限移譲」ということも非常に重要ですし、権限移譲するためには先ほど申し上げた情報の共有というか、いかに情報をオープンにしていくかも重要です。

 

井上 その辺は、ヤマトさんではどんな感じだったのでしょう?

水迫 図にあるように、ヤマトで...

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プロフィール

  • 水迫 洋子氏

    ODLab合同会社代表

    東京都出身。青山学院大学院社会情報学部ヒューマンイノベーション学科修士課程修了。 野村證券を経て、東京電力の新規事業としての子会社3社の事業会社の立ち上げ、事業拡大を経験。 企業変革の重要性を感じ、組織風土改革コンサルティングの草分けとして、「プロセスデザイン」や「オフサイトミーティング」のアプローチを基盤に経営課題の解決を行う株式会社スコラ・コンサルトのプロセスデザイナーに。2008年より代表に就任。 2020年6月に独立、OD Lab 合同会社を起業。 「経営チームづくり」「トップ・ミドル層のマネジメント変革」「変革リーダー育成」「経営と現場をつなぐ戦略的人事部門」への役割転換の提案・支援を強みとする。 著書に『クロネコヤマトの人の育て方』(KADOKAWA)がある。