TOP 私が経営者になった日 【岡本硝子 岡本社長】光の時代のガラスの 可能性を探し続ける。(Vol.3)

2021/04/26

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第63回

【岡本硝子 岡本社長】光の時代のガラスの 可能性を探し続ける。(Vol.3)

  • 経営
  • キャリア
  • 経営者インタビュー
  • 岡本硝子株式会社 代表取締役会長兼社長  岡本 毅氏

 

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社長に任命された日=経営者になった日ではありません。経営者がご自身で「経営者」になったと感じたのは、どんな決断、あるいは経験をした時なのか。何に動かされ、自分が経営者であるという自覚や自信を持ったのでしょうか。

 

特殊ガラス製造の分野を追求し、プロジェクター用マルチレンズ、同反射鏡、歯科用デンタルミラーの3つの世界シェアNo.1製品を持つ“オンリーワン企業” 岡本硝子株式会社 代表取締役会長兼社長 岡本毅氏に3回にわたってお話をうかがってみました。

 

(第2回はこちら

 

学び続ける姿勢を学ぶ。

経営者として「父ならどうしただろう」と思ってきたという岡本氏だが、実際に影響を受けた経営者は誰なのだろう。

 

「まず思いつくのはHOYAの鈴木哲夫前会長と、ウシオ電機の創業者である牛尾治朗さんでしょうか。鈴木さんの場合は同業の経営者、牛尾さんの場合にはお客さまという立場で、いろいろアドバイスをいただきました。おふたりとも、とにかく勉強されているというのが第一印象です。実際にもそうですけど、勉強も、例えば経営の勉強だけではなくて、牛尾さんですと、深夜2~3時まで本を読む。そういうことをよく言われていました。

どんな立場になられようが、どれだけ経験を積まれようが、学び続けられる姿勢というのが、あの稲森和夫さんもそうですが、素晴らしいところです。それから、イトーヨーカドーの伊藤雅俊名誉会長も、食事をご一緒させて頂きましたが私どもの話でも、食事をしながらメモを取られるんです。一言一句、逃さないというように。もう90歳を超えていて最近は来られませんが、早朝勉強会に、よく出て来られていたんですね。読書にしても、メモにしても、とにかくつねに学び続ける、歩み続けるというのが経営者として大成した理由であり、君臨というか、大成し続けるという理由ではないかと思います」

 

経営とは人を通してなすことである。

ガラスでなければできないことを探すため、いろいろなものに好奇心を持つ岡本氏は忙しい業務の合間をぬって、年に最低でも30冊は読むようにしている。

 

「最近では、山口周さんが言われるロジックよりアートという論調が多いと思うんですけれども、そういう流れもあって、楠木健先生の『スキルよりセンスで磨け』が面白かったですね。

また少し前になりますが伊丹敬之さんの『よき経営者の姿』ですね。経営とは、人を通して事をなすことだということを改めて思いました。

実は2009年、リーマンショック後の非常に厳しいときに、突発性難聴になり3週間入院したのですが、まさに『経営とは人を通してことをなすこと』だと、自分を振り返る良い機会ともなりました。それまでは、何でもかんでも自分でやらなくてはと思っているところ...

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プロフィール

  • 岡本 毅氏

    岡本硝子株式会社 代表取締役会長兼社長 

    1955年東京都生まれ。80年東京大学法学部卒業後、警察庁に入庁。 北海道警捜査二課長、外務省香港領事、警察庁外事二課理事官、同国際一課理事官等を歴任。 この間、独フライブルク大学で行政法の客員教授。95年に先代の父・岡本勲が急逝したことから、埼玉県警刑事部長を最後に退官。 同年、3代目として岡本硝子の社長に就任した。2003年ジャスダック上場。