TOP 敏腕キャピタリストの着眼点 プレシード期のベンチャーに積極投資!起業家と同じ船に乗って応援できるからVCは面白い。【後編】

2021/04/23

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敏腕キャピタリストの着眼点

第25回

プレシード期のベンチャーに積極投資!起業家と同じ船に乗って応援できるからVCは面白い。【後編】

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「多種多様な事業領域がある中で選んだのがベンチャーキャピタルというマーケットだった」――そう語る金子剛士さんは、大学在学中にベンチャーキャピタルでインターンを務め、卒業後は新卒でジャフコグループに入社。その後、East Venturesに移籍し現職に至っている。若くして現在約200社の投資を実行している金子さんの特長は、そのリスクテイクの大きさだ。

プレシード期の、それこそ実績もプロダクトもなく、登記すらしていない段階から積極的に投資して「時間軸のリスク」を取っているほか、紹介などで出会った起業家のうち3分の1ほどに対して投資しているという。金子さんに話を聞いた。

 

(前編はこちら)

 

紹介などで会った起業家の3分の1に対して投資!

井上 なるほど。登記前から投資していくのはなかなかですね。どのフェーズであっても皆さんの立場からすれば当然リスクを取ることになるわけですが。

 

金子 取りすぎのような気もしますけれどね(笑)。

 

井上 でも、そこの醍醐味はありますよね。

 

金子 ですから投資させていただいて、そのときにお話しした事業でイグジットまで行くケースはむしろ少数です。大体6、7割は事業を変える――ピボットしますね。

 

井上 それは私もそう思います。私がうかがった中では、8割とおっしゃっていた方もいました。逆に「その前提がないといけない」という話でしたね。

 

金子 ですから、私にはピボットの相談も多いですね。もちろんピボット自体を必ずしも推奨している訳ではなく、考えていた仮説がそのまま当たってうまくいく優秀な起業家もいます。そういう起業家についても強くリスペクトしていますが、積み上げてきたものを変える、捨てるという判断も勇気がいるものです。その時はその判断を尊重して、バックアップするようにしています。

 

井上 答えにくい質問だと思いますが、金子さんの感覚値として、投資に至る経営者あるいは経営者候補の出現率はどれくらいでしょうか。

 

金子 私の場合は、お会いしてから投資に至る確率はかなり高いですね。

 

井上 お会いする段階までにフィルターを相当かけているということですか。

 

金子 いえ、そんなこともありません。紹介も多いですが、結構ライトな感じで、TwitterでDMをもらったり、Facebookでメッセージをもらってお会いすることもあります。そういう出会いの中で、下手したら3社に1社くらいは投資しているかもしれません。3割くらい……もう少しあるかもしれないですね。かなりの打率というか……。

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プロフィール

  • 金子 剛士氏

    金子 剛士氏

    East Ventures Partner

    1991年生まれ。学生時代より独立系VCでのインターンを経験し、2014年新卒で株式会社ジャフコに入社。 その後、シード特化の独立系VCであるEast Venturesに転籍しパートナーを務める。 East Venturesでは、業種、業態問わず若手起業家の創業したITスタートアップを中心に年間数十社のシード新規投資を実行。 各社の持つ知見の共有やネットワーキングを行うことで、VC業界全体の底上げを目指す、国内の主要VCおよび個人投資家で組織される「Startup Investor Track(SIT)」幹事メンバー。

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  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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