TOP 異能の経営者 ~ I know. ~ 【AuB代表 鈴木啓太氏】サッカーも経営も、自分ひとりではなにもできない (Vol.3)

2021/03/02

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第39回

【AuB代表 鈴木啓太氏】サッカーも経営も、自分ひとりではなにもできない (Vol.3)

  • 経営
  • キャリア
  • 経営者インタビュー
  • AuB(オーブ)株式会社 代表取締役 鈴木 啓太氏

 

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鈴木啓太氏編の第3回は、人材業界でもたびたび話題になる“アスリートのセカンドキャリア”について。プロになることがゴールだったJリーグ草創期に比べ、現役時代からライフキャリアを意識している選手が増えている背景とは?鈴木氏自身がビジネスに関心をもった経緯、鈴木氏の仕事観の原点となった人物、経営者として意識しているというアノ人物についての話も飛び出します。

 

(聞き手/井上和幸)

 

(第2回はこちら

ヒデさんが簿記を学んでいると聞いて「やばいじゃん!」

――こういう分け方がいいのかはわかりませんが、サッカー界では、鈴木さんより前の世代の方と鈴木さん以降の世代の方でキャリアに対する意識に明確な違いがある気がします。

以前のプロスポーツ選手は、引退後、いかに一般企業で働けるように経験を紐付けるか、企業文化に受け入れてもらえるようにするかという観点でセカンドキャリア支援が必要でした。でも、鈴木さん世代になってくると、ご自身でビジネスそのものをされる方が出てくるようになりましたよね。鈴木さんもそうですが、中田英寿さん然り、本田圭佑さん然り。

 

そうですね。Jリーグが開幕したのは僕が小学5年生のときでしたが、当時は企業スポーツの選手だった方がいきなりプロになって、その世界を創りあげる立場になったという展開だったと思います。

 

――確かに。Jリーグ開幕以前の実業団時代は各チームの選手は自社の総務部や人事部に所属するというかたちでしたよね。

 

はい。そういった方たちがプロとなって活躍することで、「プロになるとこういう世界が待っているんだ」という認識が生まれ、広まっていった。この頃はまだ、引退後のキャリアまでイメージしている選手は少なかったと思いますが、先人たちが切り拓いてくれたお陰で、いまではいろいろな選択肢を選べる時代になりました。選択肢が増えたことによって、以前は“ビジネス”“スポーツ”とはっきり分かれていた垣根も少しずつなくなって、グラデーション化してきていると感じます。

 

――現役時代からビジネスをスタートさせる選手も増えていますしね。当社でも、嵜本晋輔さん(元大阪ガンバ)が経営するバリュエンスホールディングス株式会社の幹部採用のお手伝いをさせていただいています。

 

世界最高齢での得点記録を持つカズ(三浦知良)さんと、多角的にビジネスを展開している本田(圭佑)さん。このふたりは、いまの日本のサッカー界の多様性をあらわす両極の人物だと思います。

 

――でもみなさん、実際にはどうやってビジネスセンスを磨いていらっしゃるんですか? 互いに切磋琢磨する風土が醸成されているのか、それとも選手同士で...

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プロフィール

  • 鈴木 啓太氏

    AuB(オーブ)株式会社 代表取締役

    元プロサッカー選手。東海大翔洋高校卒業と同時に、Jリーグ浦和レッズに加入。レギュラーを勝ち取ると、2015シーズンで引退するまで浦和レッズにとって欠かせない選手として活躍。2006年にオシム監督が日本代表に就任すると日本代表に選出され、初戦でスタメン出場。以後、オシムジャパンとしては、唯一全試合先発出場を果たす。現在はサッカーの普及に関わるとともに、自身の経験から腸内細菌の可能性に着目し、AuB 株式会社を設立。「すべての人を、ベストコンディションに。」を目標に掲げ、アスリートの腸内細菌の研究成果より、ヘルスケア、フードテック事業を行っている。現在販売中の「AuB BASE(オーブ ベース)」は、20年9月時点で累計出荷個数1万個を突破。10月より第2弾商品「AuB MAKE(オーブ メイク)」をMakuakeにて先行予約受付開始し、21年1月14日より一般発売を行う。