TOP エグゼクティブの思考をDoubRingで可視化する 「人類とウィルス」 ー結果と解説ー

2021/01/26

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エグゼクティブの思考をDoubRingで可視化する

第6回

「人類とウィルス」 ー結果と解説ー

  • ビジネススキル
  • エグゼクティブ
  • 著述家・ビジネスコンサルタント 細谷 功氏

 

「DoubRing」で仕事や生活に関する様々な関係性を考える本連載。第3回のテーマは、まさにいま全世界の人々が頭を悩ませている「人類とウィルス」の関係です。

この一年間で私たちのウィルスに関する認識は激変したといってもよいでしょう。実際にそれを可視化することで改めて今後の方向性を考えるきっかけとしたいと思います。

 

今回のサーベイではその「人類とウィルス」の関係を

①誰も新型コロナウィルス(COVID-19)の存在すら意識していなかった2019年以前、

②世界中がまさに「コロナ一色」となった2020年、

③新たな希望をもって「ニューノーマル」を築いていくための2021年以降

の3段階に分けてDoubRingの手法で75名の方から有効回答を得ました。

(※DoubRingの詳細について知りたい方はこちらを参照下さい)

 

その結果が以下の通りです。

「人類とウィルス」の関係性

※A=人類、B=ウィルス

ここから、いま私たちが試みている変化は

WithIN Corona →With Corona

とでも表現できると思います。全体の推移を単純化すれば図の通りになります。

各々の段階で最大得票数を得た回答イメージは多くの人のイメージに合致したものではないかと思います(他の場で数百人から得た回答も基本傾向及び最高回答数を得た選択肢は同様でした)。

時代に取り残されないためには

さて、もはや昨年までの(多くの人にとっての)「悪夢」は置いて新たに迎えたニューノーマルについて考えることとしましょう。もちろん、皆さんの多数派が選択したオプション5についても、定量的に言えばコロナと人類の関わりの割合が増えたり減ったりという振り子のような動きをしばらくは経験することになるでしょう。

在宅勤務が最も良い例かと思いますが、「いつかは過ぎ去るだろう」と思っていつまでも変化を拒み、「仕事は皆で集まって現場でするものだ」というスタンスを崩さなかった会社や個人も多数います。

このような人たちはいつまでもリアルのイベント等を「しばらく延期」という形で延期し、それが「再々度」の繰り返しになったことでしょう。デジタル化を代表とする技術革新は不可逆的に進行しますが、どの変革期においても新しい技術や価値観を試しもせずに否定している人はいつまでも抵抗しているうちに時代に取り残されることになります。

必ずしも新しいやり方が常に正しいとは限りませんが、「まずは試してみる」ことで選択肢を増やし、「従来のやり方でも新しいやり方でも振り子の動きに応じて最適に組み合わせることができる」というのがニューノーマルで求められるスタンスになるのではないでしょうか。

 

(編集部・井上和幸より)

今回の皆さんの回答結果は、おそらく概ねの...

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プロフィール

  • 細谷 功氏

    著述家・ビジネスコンサルタント

    株式会社東芝を経て、アーンスト&ヤング、キャップジェミニ等の米仏日系コンサルティング会社にてコンサルティングにて製品開発や営業等の戦略策定や業務/組織/IT改革等に従事。近年は問題解決や思考力に関する講演やセミナーを企業や各種団体、大学等に対して国内外で実施。著書に『地頭力を鍛える』『アナロジー思考』(以上、東洋経済新報社)、『具体と抽象』(dZERO)、『具体⇄抽象トレーニング』(PHPビジネス新書)等がある。