TOP 私が経営者になった日 【将積保博氏】40代で起業、理想と現実に葛藤する。(Vol.2)

2020/12/14

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私が経営者になった日

第50回

【将積保博氏】40代で起業、理想と現実に葛藤する。(Vol.2)

  • 経営
  • キャリア
  • 経営者インタビュー
  • テックマークジャパン株式会社 代表取締役社長 将積 保博氏

 

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社長に任命された日=経営者になった日ではありません。経営者がご自身で「経営者」になったと感じたのは、どんな決断、あるいは経験をした時なのか。何に動かされ、自分が経営者であるという自覚や自信を持ったのでしょうか。 

 

欧米に比べ国内では認知度が高くなかった延長保証制度。その日本での先駆者的存在として、マーケティング視点からのアプローチで、クライアント企業の経営にも関わるサービスを提供し、成長を続けるテックマークジャパン株式会社 代表取締役社長 将積 保博氏に3回にわたってお話をうかがってみました。

 

(第1回はこちら

 

情報を集め考え抜いたら、まずは進んでみる。

立場があればあるほど、自分の間違いを認め、柔軟に動くのは難しい。しかし、間違っていると思ったら、朝令暮改もOKだと将積氏は思っている。

 

「多分もともと割り切りはいいほうだと思いますね。

今回のインタビューのテーマで言えば、自分の中で修羅場を乗り越えたときに経営者になったというか、ワンステップ上がったかなと思っています。さまざまな買収の案件もそうですし、起業したときには潰れそうになったときがありましたし、今の会社でも、来た時に実は経営的にかなり厳しかった。そういうことを結果的に乗り越えたときに、ステップアップになったかなと思います。しかし、もしそのときに違う判断をして失敗していても『どうせ駄目なものは駄目なのだから』みたいな割り切りが、自分の中には常にあるかなとは思います。だったらくよくよ迷わずに、まずは自分が狙った方向に行くしかないでしょう」

 

情報は集める。それで徹底的に考えて、でも決めたらまずは行く。それでもし間違っていたら「ごめんね」といって新たな道に進む。変えられないこともあるだろうが「じゃあ、こっちの手を打とう」というのが、将積氏のスタイルなのだ。

 

アメリカで刺激を受けて、40代で起業。

 「ファンドマネジャーとして、いろいろな経営者と会ってみて、苦労をして実際に物を作ったりとか、新しいビジネスモデルを開発したりというクリエイティブな部分には、いくらこちらがお金を儲けていても、到底勝てないなということをだんだんと思うようになっていきました」

 

証券会社で親しく、将来有望とされていたアメリカ人2人が続けて起業を理由に会社を辞めた。

 

「“1回は自分で会社をつくって、自分の力にチャレンジするのがアメリカ人としてのパイオニア精神。日本人には、それは少ないよね”と。2回続けてハンマーで殴られたような気がして。自分も、チャレンジしてみたいというふうに思うようになりま...

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プロフィール

  • 将積 保博氏

    テックマークジャパン株式会社 代表取締役社長

    1957年、兵庫県生まれ。慶應義塾大学商学部卒業。大手生命保険会社の営業職を経て、米国ニューヨークへ転勤。 約7年間、駐在員として資産運用業務に携わる。帰国後、メディカル関連ベンチャーの起業・経営を経て、 2007年11月よりテックマークジャパン株式会社の代表取締役に就任。 著書:『「延長保証」~ 顧客を育てる新しいマーケティング手法』(ダイヤモンド社)。 趣味:ゴルフ、マリンスポーツ。