2020/11/11
1/1ページ
イマ、ココ、注目社長!
第119回
人財教育によって会社を再生! 総合不動産事業で100年企業を創りたい。
- 注目企業
- 経営者インタビュー
- 組織
- 経営
- 海老澤 孝樹氏 株式会社プロバンク(現株式会社プロバンクホーム) 代表取締役
現役一流経営者の記事が読める!60秒で簡単メンバー登録はこちら >
株式会社プロバンク(現株式会社プロバンクホーム)(創業2011年)は不動産分野の少数精鋭のプロ集団です。創業者の海老澤孝樹社長は、学生時代の勘当状態からの結婚・子育て、就職、転職、起業、会社の分裂、金融機関のスキャンダル、コロナ禍……といった数々の逆境に陥るたびに、自らの考え方と行動を変えることで、ピンチをチャンスに変えてきました。「経営者に必要なのは愛と情熱」、「100年企業を創る」と語る海老澤社長に話をうかがいました。
(聞き手/井上和幸)
組織分裂で「お金だけのモチベーション」の限界を知る。
――もともと不動産業界を志向されていたのですか?
海老澤 そうですね。というか、私は大学4年の時にカナダの大学院に留学する予定になっていたのですが、当時付き合っていた彼女との間に子供ができて、留学を取るか子供を取るかを迫られることになりました。留学を取りやめて結婚することを決心したところ、激怒した親から勘当されてしまい、貯金もゼロの状態で子供と嫁さんを養っていかなくてはいけなくなってしまったんです。
そこで、「がんばれば儲かると噂に聞いていた不動産業界に入ればなんとかなるんじゃないか」と考えていたところに、東証一部上場の飯田グループの東栄住宅が販売の営業マンを探している募集広告を偶然見て、すぐに電話したら採用となったーーという経緯です。
――なるほど、ということは、そのときに既に大学は卒業されていたのですね。
海老澤 はい。3月に卒業して、留学を取りやめ、8月1日付で入社できました。
――この話、書いても大丈夫ですか。
海老澤 いいですよ。しかし、その話にはオチがあって、その奥さんというのが、今の奥さんと別の女性なんです。でも、今の奥さんも知っていることなので、書いてもらっても大丈夫です。
というのも、自分の人生を振り返ってみると、私は自分の能力が高かったとは全く思っていなくて、そのときに結婚と出産と勘当と無職の状態が同時にくるという逆境に置かれたおかげで、他人よりも頑張れたのかなと思うんです。
当時は、4月入社の新卒よりも4ヵ月遅れてスタートしたものですから、その差を取り戻すために、他の人の2倍くらいは働きました。2倍働いたので、2倍の成果が残せたと思います。
――普通の人は2倍働いても2倍の成績にはなりませんよ。そこは海老澤さんの力だと思います。トップセールスになられて、その後、...
こちらは会員限定記事です。
無料会員登録をしていただくと続きをお読みいただけます。