TOP 日本全国注目社長! らしさを突き詰めたからこそ、乗り越えられた苦難、生まれたアイデア。 ポストコロナの時代も城崎らしく、新しい温泉旅の提案を続けていきたい。

2020/10/28

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第1回

らしさを突き詰めたからこそ、乗り越えられた苦難、生まれたアイデア。 ポストコロナの時代も城崎らしく、新しい温泉旅の提案を続けていきたい。

  • 経営
  • キャリア
  • 有限会社山本屋 代表取締役社長 高宮 浩之氏

 

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日本企業の実に99.7%を占め、実質的に日本経済を支えている中小企業。その中小企業の多くは、少子高齢化問題、事業継承問題、そして今回の新型コロナウイルスの感染拡大等によって、深刻な経営危機に見舞われている。

一方で、日本全国を見渡してみると、その土地ならではの風土や産業などを巧みに取り入れ、活用し、独自の成功や成長を成し遂げている企業も少なくない。

 

今回からスタートする「日本全国注目社長!」では、そんなユニークな経営で注目を集めている全国各地の会社社長、経営者、起業家に話を伺い、そのストーリーや経営指針、戦略などを伺っていく。

 

初回にご登場いただくのは、“外湯めぐり”で知られる兵庫県城崎温泉にある老舗旅館「山本屋」の代表取締役を務める、有限会社山本屋の高宮浩之さん。

「妻の実家の跡継ぎがいない」という典型的な後継者問題に直面し、東京で働くビジネスパーソンから一転、老舗旅館の若旦那に。事業継承と同時にまちの観光資源を開発する仕事も引き受け、時流を見据えたソフト・ハード両面の施策を、次々に成功に導いてきた。

 

「地域の発展なくして事業の発展なし」というぶれない軸を持つ城崎エリアの人々との協働、日本の観光業の未来、そして自身の事業の未来について語っていただいた。

(聞き手/井上和幸)

 

「敷かれたルートを歩むのはいや」とリクルートへ入社

もともと起業に対する憧れはありました。

 

大学時代は経済学部ということもあって、僕の同期は圧倒的な金融志望。金融業界の中でどこに行くのかを選ぶのが就活、というような雰囲気でした。でも僕は、そういうルートに乗るのはイヤだなと思っていました。

リクルートという会社の存在はまったく知らなかったけれど、たまたま中学高校と仲の良かった先輩が入っていて、実に楽しそうに働いていた。それで、興味を持って入社をしたというのが経緯です。

 

入社後は採用担当の部署へ配属になりました。

当時のリクルートは、学生さんに選んでもらえる会社にまでは成長していなかったので、採用も「これからのリクルートを一緒に作っていきましょう!」という感じ。だから、やっていて楽しかったし、そのときにできた絆は今でも貴重な財産です。

 

奈良時代から続いている歴史と文化に惹かれた

城崎温泉の旅館を継ぐことになったのは、シンプルに妻の実家だったから。

結婚するときは深く考えていませんでしたが、妻の妹たちも嫁いでいよいよ跡継ぎがいないとなったときに、「せっかく10何代も続いた歴史が自分の代で途絶えるのも申し訳ないな」と考えました。

 

1995年、33歳のときです。京都生まれということもあって、僕も歴史や文化に惹かれるところは持っていましたし。

実は城崎温泉は、今...

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プロフィール

  • 高宮 浩之氏

    有限会社山本屋 代表取締役社長

    1962年京都生まれ、58歳。大阪大学経済学部卒業。株式会社リクルート入社人材開発部、市場開発部。1993年城崎温泉山本屋へ。1997年地ビール・レストラン事業スタート。現在は(有)山本屋 代表取締役社長、城崎温泉観光協会会長、豊岡ツーリズム協議会会長、城崎温泉旅館協同組合理事、山陰海岸ジオパークコウノトリチャレンジライド実行委員長を務める。

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