TOP とことん観察マーケティング 澤田経営道場6時間の講義を経てわかった腑に落とす魂と工夫

2020/09/23

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第41回

澤田経営道場6時間の講義を経てわかった腑に落とす魂と工夫

  • マーケティング
  • 経営
  • 有限会社オフィスフレンジー 代表/株式会社 鎌倉新書 執行役員・マーケティング部部長 野林徳行氏

 

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野林徳行です。「KEIEISHA TERRACE」にてマーケティングコラムの連載をさせていただいております。

 

41回目のコラムです。『カスタマーを知る』ことの大切さを毎回書かせていただいています。多くの企業では、『カスタマーを知る』ことが大事と言いながら、足元の数字を優先してしまっています。足元はもちろん大事ですが、カスタマーを知ることで既存事業のPDCAは回りやすくなり、新規事業の立ち上がりは早くなります。または修正の大きさが小さくなります。

 

今回は、株式会社エイチ・アイ・エス代表取締役会長兼社長(CEO)の澤田英雄さんが創設された澤田経営道場にて、道場生にカスタマーを知るとアイデアが沸き、ストーリーが見えてくるという講義をランチを含めて6時間たっぷりとしてきましたので、それについてレポートします。

 

■澤田英雄さんへの興味

新型コロナウイルス感染症の蔓延によって、とりわけ苦境に立たされている旅行業界ですが、澤田さんの経営方針やアイデアが必ずや打開されていくものと思います。

 

リクルート時代に、「アントレ」という起業家を目指す人向けの雑誌が創刊されました。1997年です。2019年に廃刊となるまで22年間多くの人を応援し続けました。初期のアントレでは、アントレプレナーを目指す若者がプランをぶつける相手として、ブックオフの坂本社長、TSUTAYAの増田社長、H.I.Sの澤田社長らに受けていただいて夢をつかむ支援をしていただいておりました。

 

そんなご縁で私もリクルート在籍中にブックオフに出向させていただいてベンチャーを体験したのでした。さらに私が株式会社レッグスに在籍していたときは、レッグスの内川社長が澤田社長と経営の話を深くする仲で、レッグスでも澤田社長の講演のビデオなどを見ながら理念研修を受けていました。ハウステンボスの救済に乗り出されたときは、そしてそのあとの改革の数々を見るにつけ、やはり器が違うなと思ったものです。

 

■澤田経営道場とは

友人を通して、マーケティングを実践している講師を探しているということで、私に講師ご依頼のご連絡をいただきました。素晴らしい方々が講師陣として並んでいるのですが、少し実践的というよりは学問的な感じがしましたので、私のように全部事例で「心を揺らす」ためには…というようなトーンが入るとよいなと思いました。

 

澤田経営道場は、これからの世界競争の時代に向けて人材の育成がますます必要になってくるなか、プロの指導者を育てるために設立されたものです。世界で戦える人材に必要なのは、なんといってもやる気と素質。経験は乏しくとも有望な若い人を集め、2年間かけて、座学と実践の両面から徹底的に鍛え、ひとりでも多く...

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プロフィール

  • 野林徳行氏

    有限会社オフィスフレンジー 代表/株式会社 鎌倉新書 執行役員・マーケティング部部長

    1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1987年リクルート入社。経営企画、事業戦略、商品企画、プロモーションプランニングなどを担当し、カスタマーを知ることに徹底的にこだわった行動で各事業の業績向上に寄与。ブックオフコーポレーションへの出向を経て、2003年ローソン入社。執行役員としてマーケティング、エンタテイメント、商品開発を担当し、数々のヒット企画を生み出した。2010年ローソンエンターメディア代表取締役社長に就任。2012年レッグス入社。CMOとしてキャラクターを活用した販売促進を強化。2016年FiNC CMO就任。人工知能を活用したヘルスケアアプリのマーケティングを推進。現在はブックオフコーポレーション取締役、高木学園マーケティング講師。著書「とことん観察マーケティング」をベースにした講演などを実施中。