TOP 敏腕キャピタリストの着眼点 デジタルガレージ×大和証券の圧倒的な目利き力で、最先端の5分野中心に投資する。【前編】

2020/09/10

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第14回

デジタルガレージ×大和証券の圧倒的な目利き力で、最先端の5分野中心に投資する。【前編】

  • 組織
  • 経営
  • 株式会社DG Daiwa Ventures 投資部長  中島 淳一氏
  • 株式会社DG Daiwa Ventures プリンシパル 眞田 雄太氏
  • 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO 井上 和幸

 

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DG Daiwa Venturesは、大和証券とデジタルガレージが合弁で2016年に設立したVCです。同社が組成している『DG Labファンド(1号・2号)』の特徴は、ブロックチェーン、xR(VR・ARなどの総称)、AI、セキュリティ、バイオヘルスの5領域などに焦点を絞っていること。

 

また、技術面への投資に関する「目利き」である、オープンイノベーション型の研究開発組織『DG Lab』と連携していることも、大きな強みとなっています。今回の「敏腕キャピタリストの着眼点」は、投資部長の中島淳一さんとプリンシパルの眞田雄太さんをゲストにお招きし、同社の投資方針や、投資先の企業や経営者を見るポイント、今注目すべき投資先企業などをうかがいました。前後編の2回にわたってお届けします。

海外経験を活かし、最先端技術に紐づいた領域に投資したい(中島)

投資部長の中島淳一さんは、2000年に慶應義塾大学商学部を卒業、その後三井住友銀行で銀行員として融資業務に従事。銀行での仕事には満足していたものの、より「1社1社にしっかり寄り添ってコンサルティングや企業再生をやりたい」とKPMGに転職。その後は、外資系PEファンドなどで経験を積んだ。

 

2010年には渡米してペンシルバニア大学ウォートン校 MBAを卒業。そのまま、丸紅(ニューヨーク)・クールジャパン機構で、ベンチャー投資を含めた投資業務を幅広く担当した後、2018年3月から現職に。

 

中島さんは、ご自身の来た道と、キャピタリストとしての現在のスタンスについてこう話している。

 

中島 ふり返ってみれば、私は金融マンの中では比較的、会社の事業そのものや経営にタッチしたいという欲求は強かったと思います。その流れで、当時は再生業界というのが大きかったんですね。その後、経済の仕組みが再生のフェーズを過ぎて、どちらかというとテクノロジーやイノベーションという方に軸足が移ってくる中で、少しずつ自分の仕事内容もそういったところにシフトしてきました。

 

ここ数年は、AIやブロックチェーンやデジタルヘルスなど、最先端テクノロジーに非常に興味を持っています。というのも、もともと私はプリンシパルファイナンスがもう長く、投融資という意味ではもう20年くらいやっていますが、キャリアも終盤戦になったときに何が必要なのかと自分で考えると、自分があと30年くらいで死ぬとして、《その後に生きていく産業》といったものを意識するようになったからです。

 

また、私は子供の頃から科学雑誌の『Newton』を毎号読んで本棚にずらっと並べていたほど、サイエンスへの知的欲求が強いこともあって、なるべくそうしたものに紐付いた領域に投資をしていきたいと思うようになりました。

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プロフィール

  • 中島 淳一氏

    株式会社DG Daiwa Ventures 投資部長 

    慶應義塾大学商学部卒、ペンシルバニア大学ウォートン校 MBA 卒。 三井住友銀行・KPMG FASを経て、ローンスターにて投資業務に従事。以後、丸紅(米国)・クールジャパン機構で、ベンチャー投資を含めた投資業務を担当。 2018 年3月より現職。

  • 眞田 雄太氏

    株式会社DG Daiwa Ventures プリンシパル

    2009年4月大和証券SMBC(現・大和証券)に入社。生損保を中心に金融セクターの投資銀行業務に従事した後、日本市場へのIPO業務を担当。ネット系ベンチャー企業を中心に多数の主幹事案件を主導。主幹事案件のうち8社が上場。2016年10月より現職。Blockchain、AIを中心に国内外12社に投資。うちリード投資6社。

  • 井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    早稲田大学卒業後、リクルート入社。コンサルティング会社取締役、リクルートエグゼクティブエージェントマネージングディレクター等を歴任。2010年経営者JPを設立し、現職。