TOP 異能の経営者 ~ I know. ~ 【弁護士ドットコム 元榮氏】国境を越えることが起業の醍醐味。日本の希望となる会社へ成長させていく。(Vol.3)

2020/07/27

1/1ページ

第33回

【弁護士ドットコム 元榮氏】国境を越えることが起業の醍醐味。日本の希望となる会社へ成長させていく。(Vol.3)

  • 経営
  • キャリア
  • 経営者インタビュー
  • 弁護士法人法律事務所オーセンス 代表弁護士/弁護士ドットコム株式会社 代表取締役会長 元榮太一郎氏

 

現役一流経営者の記事が読める!60秒で簡単メンバー登録はこちら > >

 

日本最大級の法律相談ポータルサイト弁護士ドットコム株式会社が成功した後も、元榮太一郎(もとえ・たいちろう)氏の会社は「税理士ドットコム」「クラウドサイン」といったサービスを次々にヒットさせてきた。しかし、「専門家をもっと身近なものにしたい」という想いは、未だ遂げられていないという。元榮さんが脳裏に描く弁護士ドットコムが切り拓く未来とは? 

 

 

常識を疑ってかかる習慣がコネクティング・ドッツとなる

ーー話は遡りますが、この企画は『異能の経営者』というタイトルです。弁護士で起業家、そして政治家でもある。このプロフィールだけでも元榮さんの異能ぶり、ワン&オンリーなキャラクターは読者にも伝わると思うのですが、そんなご自身はどのように作られていったのか、自覚されている部分はありますか? 

 

まず、アメリカで生まれたということでしょうか。実際には、アメリカで生まれたというだけで、3歳の頃には帰国してはいます。ただ、両親から自分がアメリカで生まれたということはよく聞かされていたので、「自分はみんなと違う」ということは幼い頃から意識していました。日本はどちらかというと同質性の高い社会ですから、そのことには多少モヤモヤとした気持ちを持って成長した気がします。 

 

さらに、中学の時に父の転勤でドイツに移ったのですが、それまでの日本での暮らしが楽しくてなかなかドイツには馴染めず、高校入学のタイミングに一人で帰国しました。そして、もともとの実家である藤沢で一人暮らし。高校生で一人暮らしをしている子どもというのもあまりみかけませんよね。そんな経験が重なって、普通とは違う道に慣れてしまったのかもしれません。 

 

ーー人と違うことを恐れない価値観。 

 

異能とまでは思っていませんが、「普通の人はこうでも、私はこうする」という感覚は自分の骨格になっていると思います。 

 

外国にいると、自分の常識がまったく通用しないという経験をします。明日からサマータイムだといわれ、「1時間時間が早くなる?時間って変わることがあるのか?」と驚いたことがあります。ドイツでは、エリートサラリーマンになる人と技術者になる人が高校の段階から別れて学ぶのですが、それについても「教育制度からして日本と違うんだな」と認識を新たにしました。 

こういった経験を重ねていると、この常識は本当に常識なのかと考えるクセもつきます。そうすると、いわゆるコネクティング・ドッツと言われる、物ごとの本質的なことにも気づきやすくなります。 

 

ーーそのようにして、幼い頃からの経験が事業構想につながっていくんですね。 

 

はい。弁護士ド...

こちらは会員限定記事です。
無料会員登録をしていただくと続きをお読みいただけます。

プロフィール

  • 元榮太一郎氏

    弁護士法人法律事務所オーセンス 代表弁護士/弁護士ドットコム株式会社 代表取締役会長

    参議院議員、弁護士法人法律事務所オーセンス 代表弁護士(第二東京弁護士会所属)、弁護士ドットコム株式会社 代表取締役会長。 慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、2001年にアンダーソン・毛利法律事務所入所。 2005年に独立起業し、日本最大級の法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」を運営開始。 2014年12月、弁護士として初の東京証券取引所マザーズ市場に上場。 その後、2015年から政治活動をスタートし、2016年の参議院議員選挙で当選(千葉県選挙区)。 最新著書『「複業」で成功する』(新潮新書)、「弁護士ドットコム 〜困っている人を救う僕たちの挑戦〜」(日経BP社)など著書多数。