2020/07/01
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イマ、ココ、注目社長!
第96回
飲食店のEC参入と運用をフルサポート。「飲食・物流・消費」の新しい食文化を創造する。【前編】
- 注目企業
- 経営者インタビュー
- 組織
- 経営
- 岸田 祐介氏 スターフェスティバル株式会社 代表取締役 CEO
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スターフェスティバル株式会社(2009年7月創業)は、日本最大級の「フードデリバリー総合モール」を運営し、飲食店のEC参入と運用を支援する会社です。商品開発から配達まで、「製造」以外のすべてをサポートすることで、飲食店、物流業、消費者にとっての新しい食文化の創造を目指しています。創業者の岸田祐介代表取締役CEO に、創業の経緯やビジョン、ウィズコロナ時代に企業が必要とされるものなどについて話をうかがいました。
(聞き手/井上和幸)
岸田さんは兵庫県の出身。学生時代にアルバイトをしていたカラオケ店で、閉店時間(早朝~午前中)の店を社長から間借りして起業し、成功したことで、ビジネスの面白さに目覚めといいます。
その後は、商社を経て、2002年に25歳で『楽天株式会社』へ入社。「楽天デリバリー」事業の立ち上げや、『東北楽天ゴールデンイーグルス』の球団創業などに携わりました。
2009年4月には、個人事業でインターネット専業の宅配弁当店「南青山惣助」を創業。テストマーケティングで手応えをつかんだ同年7月に、現在の『スターフェスティバル株式会社』を設立しています。
インタビューの前編では、起業するまでの経緯や創業当初の話をうかがっています。
アルバイト先でリスクを負って起業し、事業の面白さに目覚める。
――25歳で『楽天』に転職されたときには、入社2日目には「30歳で会社を辞めて起業する」と決められたとか。まず初めに、岸田さんが起業や事業に興味を持たれたきっかけからお伺いできますか。
岸田 いくつかありますが、最初は、大学に入ってすぐにカラオケボックスでアルバイトをしたときのことです。朝5時まで働いていたのですが、お店を閉めていると、夜の街から黒い服を着たお兄さんときらびやかな洋服を着たお姉さんたちが、仕事を終えて出てくるんですね。
私が店を閉めている最中に、彼らは「今からカラオケ行くぞ~」と叫びながら街を歩いている...
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