TOP とことん観察マーケティング ミッションとKPIは必ずストーリーでつなげよう

2020/05/20

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第35回

ミッションとKPIは必ずストーリーでつなげよう

  • マーケティング
  • 経営
  • 有限会社オフィスフレンジー 代表/株式会社 鎌倉新書 執行役員・マーケティング部部長 野林徳行氏

 

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野林徳行です。「KEIEISHA TERRACEにてマーケティングコラムの連載をさせていただております 

35回目のコラムです。多くの企業の課題は「カスタマーを知る」を後回しにしてしまうこと。「企業とは誰をどうやって幸せにするか」。そのミッションとKPI管理が一本になっていない時にたくさんの問題が起こります。つねに「カスタマーを知る」を意識しましょう。今回は、雑誌であった『とらばーゆ』19802月創刊、20099月休刊)を例に、誰の役に立ちたくてビジネスするのか、どうKPI管理したのかを紐解いてみます。 

 

ミッションとKPIは連動していないといけない 

あるヘルスケアメディアが問題を起こし廃止となりました。崇高なミッションの元、たくさんの人の健康増進や未病のためのメディアでした。創始者の思いも強く、まさに人生をかけて創ったものでした。 

 

ビジネスである以上、数字を上げないといけません。ある敏腕担当者が、「バズらせる」ために、「効率的にやる」ために知識を生かします。 

本文と関係ない●●というワードを入れるとバズりやすい 

「コンテンツをいちいち作っていても生産性が低いし、コンテンツが大量にあれば検索数に貢献するから、キュレーションメディアにして、各社の記事と組んでいこう」 

 

ネットメディアとしての戦術ではあるのですが、ヘルスケアメディアの情報は人の命を左右します。エビデンスのない情報があふれ、薬機法違反となりました。 

 

数字をあげてたくさんのユーザーがつきメディア力が上がっていくことで広告収入も上がりビジネスモデルが成り立つ。これに問題がありません。ミッションにも近づいていくわけです。ただし、エビデンスのない情報がどんどん出ることで、カスタマーが間違った対策をとってしまい損失を被る、健康を害することが起こるとすると、たくさんの人の健康を守るというミッションと違うことをしていることになります。 

 

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プロフィール

  • 野林徳行氏

    有限会社オフィスフレンジー 代表/株式会社 鎌倉新書 執行役員・マーケティング部部長

    1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1987年リクルート入社。経営企画、事業戦略、商品企画、プロモーションプランニングなどを担当し、カスタマーを知ることに徹底的にこだわった行動で各事業の業績向上に寄与。ブックオフコーポレーションへの出向を経て、2003年ローソン入社。執行役員としてマーケティング、エンタテイメント、商品開発を担当し、数々のヒット企画を生み出した。2010年ローソンエンターメディア代表取締役社長に就任。2012年レッグス入社。CMOとしてキャラクターを活用した販売促進を強化。2016年FiNC CMO就任。人工知能を活用したヘルスケアアプリのマーケティングを推進。現在はブックオフコーポレーション取締役、高木学園マーケティング講師。著書「とことん観察マーケティング」をベースにした講演などを実施中。