2020/04/07
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本音、本気のリーダーシップの生まれ方
第5回
長期的にはWILLが、短期的には仕事を楽しむ力が重要。(Vol.5)
- スペシャル対談
- 経営者インタビュー
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「経営者を語る」――今回のゲストは伊藤羊一さんです。伊藤さんは、ヤフー株式会社コーポレートエバンジェリスト、Yahoo!アカデミア学長、および株式会社ウェイウェイ代表取締役を務める一方で、『1分で話せ』、『0秒で動け』(ともにSBクリエイティブ)、『やりたいことなんて、なくていい。将来の不安と焦りがなくなるキャリア講義』(PHP研究所)などのベストセラー作家としても知られています。
「キャリアのつくり方」や「つまらない仕事の楽しみ方」、「本当の人脈のつくり方」などについて、弊社代表取締役社長・CEO井上和幸と語り合っていただきました。全5回でお届けします。
井上 おっしゃる通り、どんな仕事でも、向き合い方によって「これ面白いじゃん!」と思えることは大事ですよね。私も同じような経験があります。リクルートのときに、社内発送物か何かのシール貼りをやったのですが、当時の上司が班分けをして、「お前ら競争だ」と。これは盛り上がるんですよ。「負けないぞ」などと言ってやっていたら一気に終わった。そのときに、こういうのは、結構面白くていいなと思いましたね。
伊藤 まさにそういうことですよ。リーダーやマネジャーがそれをやるのがリーダーシップだし、自分でそれができたら本当に楽しい。長期的なところは、自分が進んで行く羅針盤をつくるために必要ですが、短期的なところは、苦行なんだけれど単純にその仕事を楽しめたらいいですよね。
ところで、私は今、年間300回ほど人前で話をしています。これはもう修業みたいなものですが、それでも楽しいんですよ。毎回毎回、違うからです。例えば、「皆さん」という言い方をどういう波形で言うかとか、言った後に「間」をどう取るかとか、今日はタレントの出川哲朗さんみたいに話してみようとか(笑)、やり方は無限の可能性があるんです。300回といっても、実験の場として考えたらとても楽しい。
もう1つ、あることに気づいて楽しめるようになったきっかけがあります。私はいつも同じテーマで話していて、「これでいいのか?」と少々気になっていたのですが、よく考えたら、ミュージシャンは同じ曲をずっと歌っていますよね。ローリングストーンズなんて50年くらい同じ曲を歌っているわけです。私が話すテーマを求め、喜んでくれる人がいるなら、これでいいんだと気づいて楽しめるようになりました。
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